カウントダウン
閑話集に乗せてきました~
いや、色々と疲れました(主に精神面)
疲れた精神で更新だ~
その後、お姉さん?や兵士たちを牢屋に入れて取り敢えず沙汰を待つ
そして、少ししてから来た使者の言うことには・・・
「セルム山城やミサキ砦での功を讃え、ここに竹中正一郎をミサキ砦の主とする」
だそうだ
「えっと・・・拒否権は?」
「王族命令です」
・・・・権力ってのはズルい、こういう所でそれを思い知らされる
それを受けて俺は・・・
「・・・分かりました」
としか言えなかった
その後、俺は砦主の先輩としてのお姉さん?の所に行った
くだらない四方山話の後に本題を始める
「で、率直な所、どうなんです?」
「これからについて?そうねぇ・・・危険、かな?」
「危険?何がです?」
まさかこの状況で次の戦争が―――何て言うなよ
「ここが、意外に何が?」
・・・何故?
「その理由は?」
「私、という主戦力を失った事、それは統率力を無くしたに等しい」
・・・この人はそんなに重要な所に居たのか?
「統率力を無くした軍がどう動くか、分からない?」
「復讐戦・・・ですか?」
・・・・厄介だな、とても
「正解、しかも総戦力で来るでしょうね」
「・・・・具体的に言ってください、何日後だと思ってます?」
そうねえ、と言って考え込む
「2日・・・いえ、早ければ明日」
明日!?まずいな、早く援軍を・・・
「総戦力ってどれ位います?」
焦る思いとは裏腹に、口は質問を続ける
「十万以上」
彼女の口から出された言葉は、信じたくない現実
ついこの間まで数千しか動かせなかったこの国にそこまでの戦力は無い
「万事窮す・・・か?」
そんな言葉を口にしながらその場を立ち去り、今日から自分の部屋となった所へと入る
「何か、策は無いのか・・・」
これでもか、というほどに考えても俺の頭は打開策を見つけない
いつ訪れるとも分からない敵の侵略へ対処できるのは2000の兵
十万対二千
数字に直してみれば分かるその戦力差
数が分かる奴なら子供でさえ二千が勝つとは思わないはずだ
・・・うじうじしていても始まらない、か
せめて使えるものは使えるようになってなきゃな
俺一人でだってやれるように、な
死にたくない
この世界に来て、いや、生きてきて初めてそう思った
だったら、生きるためには如何すればいい?
そう、戦争で生きる為には敵を殺すしかない
・・・・無理、だよな
俺がそこまで非常になれるはずが無い
まだ希望は少ないが、人質交換で軍を引いてくれるだろうか?
そうだとしたら有難いな
引いてくれる・・・よな?
そう思うとかなり気分が軽くなり、外に出てみる
外はもう暗く、冷たい風が吹いていた
なあ、起きてる?
(起きてるが・・・何だ?)
俺は生きて元の世界に帰れると思うか?
(どうやって?)
いや、確かに帰る手段は無くなったけどさ
何かしら有るかもしれないだろ?
(そうだな・・・出来るだろう、お前が望むのなら、な)
そう?サンキュ、少し楽になった
(お礼にはおよばんよ、奴隷を癒すのも仕事だからな)
そう?何なら死にそうになったらそっちに逃げようかな?
(いいんじゃないか?なんなら許可でも貰ってこようか?)
誰にだよ。ま、これで少しは楽になったよ
(こんなことでいいならいつでも呼べ、寝ているとき意外な)
酷いな、こういう時ぐらい最後の外せよ
(まあそう言うな、寝不足は女の敵だ、敵)
まあ今日ぐらい夜通し付き合ってくれよ?
(今日だけだぞ)
そう言って俺達は夜通し話し続けた
シリアスモードが!
正「止まらないっ!」
(あほだ、あほが此処に居るぞ)
作・正「煩い!男には言わなきゃいけないものがあるんだ!!」
(こいつらは放っておいて次回予告だ
始まる総力戦
正一郎に明日は有るのか!?
次回!総力戦、その一
活目して待て!)