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ヴァルキリーフェイバー

・・・・・どうする・・


目の前には飢えた狼三匹


その他の方向は見知らぬ土地


さて、どっちが死ぬ確率が高いかね


・・・どっちもマックスか


(悩むな、男は度胸だ)


うるさい、元凶は黙ってろ


「冷たいな」


いや、俺にだって女性には優しく接するぐらいわきまえてますよ?


だけどね?殺されかけた相手に優しく接することができるか?


答えはNOだ


(器の小さいことだ)


KOOLになれ正一郎?うん俺はKOOLだ


大体、あのフリーフォールだけでも90%の人は高所恐怖症になるぞ


まあ残念ながら、俺は少数派だったようだが


「ほれみい、やはり異常へんじんではないか」


・・・あとでぶっ飛ばす


しかしそんなことを考えていても時間はたつ


ぐるるるるるる


目の前の狼が吠える


・・・どうする?


勝てる?・・・・わからん


逃げる?・・・・無理だ


なら?俺はどうすればいい?


・・・他に選択肢は無いか、仕方ない


深く息を吐き出す


竹刀を強く握る・・・痛い


目を見開いて、前を見据える


・・・上等じゃねえか・・・


誰に喧嘩売ったか教えてやらあ!


石でもなんでも持ってきな!!


(・・・・少しでも期待した私が馬鹿だったな)


呟きが聞こえるけど気のせい気のせい


だって痛いのいやだもん・・・ねえ?





まずは何事も初めの一歩から


一歩前に出る


右に居た一匹が飛びついてくる


・・・遅い


動物ってこんなに遅かったっけか?


それに合わせて竹刀を野球のように振る


俺の竹刀に当たった一匹は綺麗な放物線を描きながら――――


14~5メートルぐらい飛んで行った


・・・いや、どう考えても飛びすぎだろ


連鎖したようにやってきた後のニ匹も同じ方法で吹っ飛ばす


ふう、危機は去った・・・かな?


(宣言どうりだったろ?)


煩い、実際に倒したのは俺だ、この野郎


(私は女だ)


じゃあ女郎


(却下)


却下かよ


まあそれは置いといたとして・・・この力は何だ?


今までの・・・少なくとも数倍は力が出ている気がする


まさか俺は救世主的なものだったのか?


危機に瀕して力が目覚めたとか?


よっしゃあ!これぞ俺の求めていたもんだ!


(それは私の力だ)


おや、でたな妖怪高慢ちき、覚醒した私が粛清してくれる!


(聞け、それは私の力でヴァルキリーフェイバー

通称 戦女神の寵愛という)


・・・寵愛だあ?お前のだけは欲しくねえ


確かに目鼻、顔立ちは整ってるが


性格がブスでは意味がない


それが俺の持論だ


(ほお、いらぬというのか?)


ああ、いらん、この力で十分だ


(では、貴様が今倒したのはワーウルフという魔物で

Fランクモンスターであることは伏せておこう)


へえ、魔物だったんだ


ま、この分なら魔物ってのも底が知れるな


(ちなみに言っておくとFランクとEランクではかなり違うぞ?

そうだな、小指でけちょんけちょんにされるだろう)


なんなりとお申し付けくださいませ、アリス様


(うむ、いい謝罪だ、思わず頭を踏みたくなる)


間違いねえ、こいつドSだ


(で、話を戻すがヴァルキリーフェイバーとは詳しく言うと―――――――)


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


(おい、聞いているか?)


まあ、とりあえずは理解した


こう言う事だろ?


・お前は今上界とやらにいる


仕事パシリはお前が言ってくる


・定期的に俺も上界に行かなくてはいけない


・ヴァルキリーフェイバーとは覚悟を決めた時にランクアップする

ちなみに今回のは自分を守る覚悟


(ちゃんと聞いていたようだな)


まあな、自称平成の聖徳太子、なめんなよ?


「あの、ありがとうございます」


ふと、横から声が聞こえた


俺は声の聞こえてきた方向に顔を動かす


そこに居たのは・・・美少女


”美少女?”なんてしたらこの人に失礼だ


銀髪の、俺と同い年ぐらいの女の子


その顔には幼さを残しているものの、気品がある


多分この人がどこかのお姫様と言われても信じられるだろう


その美しさに思わず息を呑む


「あ、あの、お名前を教えていただけないでしょうか?」


俺が黙っているとその人が尋ねてくる


やばい、落ちつけ俺、第一印象は大事だ、取り返しがつかない可能性がある


KOOLだ、KOOLに行け


「あ、俺いや僕は竹中正一郎といいます」


「正一郎竹中さんですか?面白い名前ですね」


「いや、正一郎が名前だ、いえ、です」


あああ!KOOLになれてない!なれてないぞ俺!


自分でも分かるくらいに混乱してるぞ俺

だがしない男がいるだろうか?

いや、いまい(反語)


「それで、失礼ですが、貴女のお名前は?」


よし、ばっちりだ!!


さりげなく、それでいて失礼の無いように名前を聞けた!


「私はシェディ、シェディ=リスティーナといいます」


「シェディさんね、OK!ばっちり覚えたよ!」


「お、桶?

そ、それで、もしよかったらなんですが・・・一緒にリスティーナ王国まで来てもらえません?」

お礼もしたいですし」


こ・・・これは!


俗に言う”逆なん”という奴か!?(注、違います


「分かった」


あああ、ここで

”貴女と一緒なら例え火の中、水の中でも参りましょう”

とでも言えば完璧だったろうに!


ん?しかし何か引っかかるな


「・・・リスティーナ王国?」


この響き、聞き覚えが有るような無いような・・・


つい最近の様な気もするけど


「あ、私の父が治めている国です」


・・・・・・ということは


「シェディってお姫様!?」


「はい」


・・・マジか


2時間かけて書いたのがサブタイ入れてなくて消えた…

最初に書いたのより悪ノリしてます

ごめんなさい


追伸、一月七日はここまでの修正です

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