”直前詠唱”
・・・ぬう、今日は一回しか更新できないのか・・・
その分気合入れて長く書くぞー! おー!
俺は赤い石を握りながら考える
・・・・こんなもので大丈夫なのか?
(大丈夫だ、・・・たぶん)
不安だ・・・
(何せ私の手造りの”転移石”なのだからな)
いや、どっちかっていうとお前が作ったから心配なんだがな?
(な!ど、どこが不安だというのだ!)
全部だ全部
(そ、そうか・・・それでは直しようがないではないか)
なんでこんな話に為ってるかって?
それは少し前の出来事だった
回想入りまーす
シーン1
(おい、次の指令が来ているぞ)
・・・どういうの~?
(えーっと・・・火吹き山で取れる”マグナの鉱石”を取ってこいだと)
マグナの鉱石?
(結構稀少な鉱石だ、熱を常時放つし、何より壊れにくい)
へえ、何時までに?
(7日後までだ)
へえ、今回はきたら直に言って来たんだな
(まあな)
で、ここからそこまで徒歩で何日?
(30日ぐらい?)
・・・青龍の靴のスピード全開で行って?
(10日ぐらい?)
よし、キャンセルだ、不可能だ、諦めろ
(まあ待て、今回はそのためにこんなものを私が作って来たのだ)
ひゅるるるるるるーーーードガン!!
おい待て!!なんか小隕石が落ちてきたぞ!?
(悪い悪い、手が滑った)
滑ったで済むか!当たったら即死だぞ!
(困ったな・・・手がうっかり”故意”に滑りそうだ)
故意にやるのはうっかりじゃないぞ!?
(まあさっさと拾え)
ったく
拾い上げるとそれは赤い石だった
何?これ
(それは私のお手製の”転移石”だ)
アリスが自慢げに言う
ほう、で、使い方は?
(1・魔力を込める)
ああ
(2・行きたい場所を言う)
おう
(3・アリス様愛しておりますと言う)
・・・ぽいっ
(ああ!捨てるな捨てるな!冗談だ、冗談)
お前なら本当にそんな使い方にしかねん
(まったく、信用が無いな)
そんな状況にしたのは誰だ?そう、間違い無くお前だ
(3・その場で跳躍)
・・・・・・・・・・
(いや、ホントだぞ?)
回想終了でーす
ああ、駄目だ、余計に気が重くなった
(なんでだ?)
某宝箱が怖い鬼畜RPGウOザードリィ見たいに
”石の中にいる”
になってからじゃ遅いんだぞ?
(その点は安心しろ、安全設計だ)
・・・・・やって見るか
魔力を込める
石の色は次第に赤から緑へ緑から桃になって行く
その桃が黒になり始めた所で言う
「火吹き山」
そしてその場で飛ぶ
・・・これワープしなかったら恥ずいな
シュン
そんな音と共に正一郎の姿が消える
火吹き山
「よし、俺、落ちつけ、KOOLだ、KOOLになるんだ」
(・・・いやあ、失敗失敗)
「失敗失敗・・・じゃねーよ!
石の中じゃあ無かったけどもさ!高度間違えてんじゃねえか!」
そう、”また”俺はフリーフォールを体験している最中だ
(・・・・てへっ☆)
「てへっ☆、じゃねーよ!俺はあれか!なんか空に恨まれる事でもしたか!」
(まあ何にせよ、ちゃんと着いたって事で)
何でなんだあああああ!お空さま!何か俺怒らせることしましたっけ?
(・・・・・・痛い子)
元凶が何を言うかあああああ!!
(このままでは地面に着くまで後10分はかかるな)
よし、それまでに何か打開策だ!
(長いのは嫌いだ、落ちろ”重圧”)
そうアリスが言った瞬間に俺の体は恐ろしいGを受ける
そして直に地面が近づいてくる
あ、死んだばあちゃんが見える・・・
ドーーーーン・・・・・・
「・・・・・・・・ぷはっ!死ぬかと思ったー!!」
(もうお前も既に人外の域だな)
「誰が人外だ、誰が!」
そういって辺りを見回す
・・・・ひーふーみー・・・20?
(リザードマンか、Dランク、楽勝だな)
とはいっても囲まれたな
試してみますか
「{降り注げ}”光弾”」
いつも通りの”光弾”とは違い、一度上がってから雨のように全方向に降り注ぐ
・・・成功したか!”直前詠唱”
これはルシアさんの講義で教わった事だ(あの悪魔の三時間な
なんでも魔法には色々と補助効果が付けられるんだと
それは、”範囲”、”威力”、”消費魔力”等等だ
技の前に付けて使うんだと
長いほうが効果はあるらしい
その”光弾”だけでリザードマン達は大半が動かなくなる
しっかしまあ、威力は調整してないんだがな・・・・
それでも生き残ったリザードマン達が一斉に襲いかかって来る
こっちは・・・よし、あれだ
「付加能力”光”」
そう言うとあ~ら不思議!竹刀がライOセイO-に!
「{断ち切れ}{一閃せよ}”剣風”!」
そう言って俺が竹刀を横に振ると、向かってきていたリザードマン達は真っ二つになる
そのリザードマン達は地面に着く前に灰となって消える
ふう、終わったな
他の動けるのも逃げて行った
あ、ちなみに今使ったのは”切れ味付加”と”範囲拡大”ね
で、石はどっちにあるの?アリス
(洞窟の一番奥じゃないか?)
・・・在り来たりって悲惨な事になるよってどっかで言ったことがある気がする
(・・・・?)
ま、いっか、洞窟の奥はどっち?
(そのまま直進だ)
オッケー
俺はそのまんま進んでいく
そっちにいったい何が潜んでいるのかも知らずに・・・
(長くないな)
・・・勘弁、俺は頑張った、うん
しかし!これでは俺のライバル(失礼です)兼友達の
兎桜さんに勝てん!
(なにで?)
・・・・面白さ?
(言いきれよ・・・)
・・・更新速度
(負けてるから)
・・・・シクシク
はい、次回予告です(復活早いな
では、ラスティ、どうぞ
ラ「任せて!洞窟の奥に着いた正一君!
そこで見たものとは・・・・?
次回、さらなる脅威
皆、まっててね」
・・・感想があれば・・・感想さえあればもっと俺は頑張りますよ!
それでは!よい一日を!