”闇”の脅威
・・・で、またこんな展開なのね
はあ、慣れないけれどもさすがに二度目ともなれば落ちついて対処が・・・
クエー!
鳥君?なんで大口開けてこっちに来ているのかな?
・・・わー人二人ぐらいなら簡単に食べられそうですねー
・・・・じゃない!意外とピンチなのか!?そうなのか!?
ああもう!狙って――――
「”光弾”」
無数の光の球が鳥を襲う
・・・ダメージないってどんだけよ
っていうかかなりでかい!
最近大きさがデフレだ!
だってだって!一軒家くらいなら簡単に飲み込めそうですよ!?
止めろ!来るなぁあああ!
「”光針”!」
光の針が鳥に当たるも、またもダメージゼロ
YABAI!
KUWARERU!!
・・・落ちつけ、俺
KOOLだ、KOOLになれ
・・・KOOLって失敗の代名詞だったような?
・・・”光柱”は使えない、下にも被害が出る
え~っと”光牙”は・・・効かないよな、うん
詰みですか?投了なんですか?諦めるしかないの?
いや、まだある!”朱雀の小手”だよ奥さん!
技しらね
オオマイがっ!
(・・・誰に話しかけているんだ?)
いきなり出てくんな!そして遅いわ!!
(おや、レヴィオスと戦っている最中か)
レヴィオス?
(その鳥の名前だ)
いったいどんな魔物でどんな弱点があるのかを火急的速やかに教えろ!
(え~っと・・・レヴィオスは怪鳥の魔物で、Aランク
今までに確認された一番でかい個体は全長十キロメートルだ
ついでにその個体は”国飲み”と、伝説では呼ばれているぞ)
待て、じゃあ何か?あの個体でまだ小さいってのか?
(ああ)
末恐ろしいとはこのことで
で、弱点は?
(雷がいいだろう)
ねえよ!
・・・・せめてあるのは”闇”
ええい!物は試し!
「”闇弾”」
・・・・・効かないの!?
普通ここは逆転じゃないの?
落ちつけ正一郎
要はイメージだ
あれなんかどうだろう?
・・・・「”暗黒穴”」
まだ少し距離があるが、鳥の体に穴が開いて行くのが分かる
!?吸い寄せられる!
やばい!
魔力を靴に注ぎ込み、急いでその場を去る――――
・・・去れない!駄目だ!引き寄せられてる!早く解除を―――
!解除不能!?このままじゃやばい!
(おい!まずいぞ!)
分かってるよ!
下を急いで確認する
よし、何もないな
少しぐらい地形が変わるのは見逃してくれよな!
「”光柱”!!」
魔力を目標物の真上で柱上にして落とす
”光”は”闇”を呑み込み、そのまま地表まで落ちてゆく
”闇”は少し抵抗したように見えたが、”光”に呑み込まれていった
・・・・・・・・なんだったんだ?今のは
俺の能力・・・・いや、”闇”の暴走?
ほんの思いつきからこんな事態に発展するとは・・・
あ、ヤバ、魔力が足りねえ・・・
「少し解放」
引力の石を握りながら言う
結構引力の石の魔力貯蔵効果は万能であることがわかり
最近は、必要な分だけ取り出すという芸当もできるようになってきた
・・・・・ふう、何とか落ち着いた
(しかし・・・”闇”の暴走、か)
・・・・・・なんだったんだろうな、今の
(おそらく、だが、お前の使った技は”光弾”や”光針”と同じように
操作はできないが、決められたことをやり尽くすまで止まらない
”消費型”だったのではないか?)
その”決められたこと”が
使用者も巻き込んで周りの奴らを喰い尽すってか?
(やもしれん)
・・・”闇”は安易には使えないな
俺だけならまだしも、味方まで巻き込んでしまうなんてな
戦場でこんなん使ったら敵だけでなく味方も全滅だ
・・・・・気が重いよ
取り敢えず地表に着くまでに”朱雀の小手”の技考えとこ
・・・少しシリアス?なお話
・・・・・・やってられるかー!!
良し!コメディ書くぞ!
正一郎「今からか!?」
勿論だ!待ってろよ!
ダダダダダダダダ
正「行っちまったよ・・・
仕方ない、次回予告だ
次回!平和?な日常!
懐かしの”あの”人も出るぞ!
楽しみにしてろよ!」
ケ「待ってろよ!」
正「いきなり省略系か」
ケ「全部出すとネタばれだからな」
正「多分・・・半分ぐらいの人は気が付いてるぞ?」
ケ「何ぃ!?」
正「またな~!」