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戦利品

「”天墜”・・・いや、”光帝”・・・いや、”天誅”?」


・・・どれもいい名前だ!まさに勇者が使うにふさわし―――


「何だっていい、さっさと別の処の援護に行くぞ」


だってよー、候補がいっぱいありすぎて・・・


あ、”落日”なんてのも・・・


「煩い、そのまんまでいい」


「流石に”光柱”のまんまは嫌だ」


・・・・せめて”俺様スーパー勇者の奥義!天罰!”を・・・


「長い、却下」


「人の提案を無碍にした!?」


・・・昔に人の考えを踏みにじるなと言ったのは誰だ、と小一時間問い詰めたい


「そんなことは知らん」


「ひでえ!」





ヴァルハラ宮殿にて


「なるほど、正一郎君の活躍で守られたというわけか

ありがとう、君が居てくれて本当に助かったよ」


オーディンが言う


「しかし・・・その力、いったいどこで手に入れたのかね?」


尋ねられる


しかし、分からんことは分からん


「まったくじゃ、あの光、遠くからでも良く見えたぞ

正直お主がいなければ危うかったかも知れんのお」


・・・たった一人で右サイドの敵を押し返してた奴が何を言うか


「まったくだね、凄いよ!あんな力を秘めてるなんて!」


「俺にも予想がつかなかった」


・・・ちなみにこの二人も二人で、左サイドの敵を”ほぼ”殲滅していた


「反対側のこちらからも見れましたわ

まったく以ってお強いんですのね」


・・・この人は強いのかはわからん


しかし、着いた時にはもう半分以上が壊滅していた、とだけ言っておく


結論、俺って要らなかったんじゃね?


「では、解散」





・・・・・貰っていいのか?これは


「ん?何をだ?」


俺は貰った”それ”を取り出す


「!それは!”朱雀の小手”!?なんでそんなものを持っている!?」


いや、さっきの事なんだが・・・・


回想入りまーす


シーン1


「おい、正一郎君」


突然後ろから名前を呼ばれる


振り向くとそこにはロキとやらが居た


「・・・なんですか?」


ああ、正直関わりたくないなあ


「いや、ちょっとこれを貰ってくれねえか?」


そう言って取り出されたのは赤い小手


「なんです?これ」


「ん?スロトの奴が落としてったもんだ、詳しくはしらね」


「なんで自分で持っておかないんですか?」


「ん?ああ、お前には期待してるんだよ」


「・・・期待?」


「この前の予言をちょっと盗み聞きしてな、誰も知らない極秘情報って訳よ」


予言?


・・・俺の未来についてか?


「是非知りたい!どんなのですか?」


「ケケケ、教えてやんね~よ

まあ、面白くしてくれよ?」


「・・・は、はあ」


そう言うと、どっかへ行ってしまった


回想終了でーす


「・・・・それが真なら許されぬ罪だぞ」


え?これを持ってることが?だったらいらね


「いや、予言を盗み聞きしたことについてだ」


なんでさ?


「予言を聞くことができるのはオーディン様だけなのだ」


へえ


「まあ今回は不問にしておくか・・・・いや、忠告だけでもするべきだな」


まあいいけど、でさあ、これにはなんか特別な力はあるの?


「ん?ああ、あるぞ?

魔力を注いでから特定の言葉を口に出せばいい」


どういうの?


「え~っと・・・確か書物で読んだはずだが・・・私が覚えているのは

”燃え盛れ!豪炎の刃”だったっけか

おい!此処で使おうとするな!」


え~


「え~じゃない!

それに、お前の想像した技と言葉を決めておけば使えるぞ?」


なる、分かった


「ただし、火の技限定な」


・・・使えるような使えないような?


「使える筈だぞ?大技も少ない魔力で使い放題だ」


なんで?


「魔力を内側で増幅する効果があるらしいからな」


へえ、便利だね


「だろう?」


・・・そろそろ帰りたいんですが?


「ん?よし、分かった」


帰る方法は?


「落ちろ」


へ?


「落ちるしか帰る方法は無いぞ?」


うっそだ~


「では、失礼して・・・

下に参りまーす、」


・・・ああ、この感覚前にも味わったよ


え?どんな感覚なのか分からない?


”自分の今座っている場所の感覚がなくなる”感覚だよ


Q、結論は?


A、やっぱり落ちます


Q、逃れる方法は?


A、無いです(しかもこれでしか帰れない


Q、なんでこんな目にばかり遭うんでしょうね?


A、俺に聞くな


Q、最後になりますが、今後の抱負は?


A、もう二度とこんな目に遭わないようにしたいです


・・・皆さん、また次回―――――


落ちるうううううううううう!!


NOOOOOOOOOOO!!


俺の魂からの叫びは空しく響いたという




はい、作者で――――


正一郎「正一キック!」


げしっ


何をするんだ、正一郎!血迷ったか!


正「煩い!偶にはおいしい所を作れええええ!!」


・・・作者の力量の問題です


ガーネット「見せ場なら私と戦えば――――


正「見せ場が欲しいんじゃない!

せめてもの休息!安寧が欲しいんだ!」


ジェシカ「でもそうすると見てくれる人が減っちゃうんだよ?」


正「ええい!今の俺には関係ない!まさに自ゆフリーダ――――」


じゆ・・・何だい?(ニヤニヤ


(ほれ、言ってしまって楽になるといい{ニヤニヤ})


正「・・・逃走!」


ダダダダッダダダダダ


行っちゃったね


(行ってしまったな)


はい、次回予告よろしくね、アリス


(任せろ!

落ちていく正一郎!

だが、下界ではさらなる事態が!?

次回!一難去ってまた一難

活目して待て!)


・・・いや、ふつーに平和だぞ?


もういい、俺が自分でやる


次回!久々の平穏

皆!待ってろよ!


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