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古獣と神獣

俺は結局許可を貰い彷徨いの森に行くこととなった


「・・・・これは、”あれ”だな」


(間違いなく”あれ”だな)


「(迷子だあああ!!)」




「だいたい!彷徨いの森っていうぐらいなのに迷わない方がおかしいっての!」


(まあ、そう怒るな


倒れた振りでもしていればそのうちエルフ達が来るから)


「・・・・ホントか!」


それならまだ希望は有るな!


(この森の入口まで戻されるがな)


駄目じゃん


「万事窮す・・・ってか?」


(まあ、大抵は白い花が咲いてる処にエルフは居るがな)


「それを最初に言え!」


だったら――――さっき通ったとこにあったな


そこまで戻って見る


「居ないぞ?」


(しばらく待てば来るだろう)


「なんで花なんかの処に来るんだ?」


(そのリームという名の花は猛毒を持っているからな)


へ?


(矢尻に塗りつける為に取りに来るのだ)


・・・・俺、今”ふらぐ”立てた様な気がする


(まあ私の力を持ってすれば、そんな毒は怖くもないがな)


よし、今初めてお前が天使に見えた!{姿は見えないがな}


(て、天使か・・・ま、まあ、貸してやらんこともない)


よかったー


まさか、ファーストコンタクトで死にたくはないもんね


びゅん


今、風を切る音がしたような・・・


なーんで俺の頬からは赤いトマトジュースが流れているのかな?


「動くな、ニンゲン」


で、俺の背後からは人の声


「ニンゲン、答えろ、何の目的でこの森にやってきた」


何の目的と言われましても・・・説得?


(お前には出来そうもないな

私が言葉を考えたからその通りに喋れ)


っていうか俺の口が勝手に動いているような・・・


かっくんかっくん、上下の運動~な訳有るかぁ!


(いやあ、私の魔力でこんなことができたとは!

さっそく―――)


「俺は人間の勇者、竹中正一郎だ

この里の長と話がしたい」


・・・・・なかなかにカッコいいな前半部分


今度使ってみようか・・・


「ニンゲン、いったい誰の用事で来た、言え」


・・・命令形って怖いよね


「第一級神オーディン様の命だ」


「・・・・・付いてこい」


そう言うとエルフの少女は森の奥へと歩き出す


俺もそれに付いて行く


っていうかさっきのなんだよ!


もしも敵と見なされたらどうするつもりだったんだ!?


(戦う!)


戦うな!外交で来ているんだろう?


(む、そうだった)


こいつに外交を任せて待っているのは失敗だな、うん


(そんなことはないぞ?私に任せれば万事解決だ)


・・・・・どうだか


そのうちに一際デカイ木の前に着いた


「長、ニンゲンのタケナカショウイチロウがお会いしたいと」


「・・・・通せ」


扉のような処が開かれ、そこに入る


「お主がタケナカショウイチロウか、噂は聞いておる」


噂ってどんなのだろう


「いったいどのような噂なのか気になりますな」


俺の口が言う


「例えば・・・不徳の猛者やセルムの英雄、だとか」


前半のはスルーするとして


英雄!!遂に俺もそんな高ランクに・・・(涙


(不徳の方を気にせい馬鹿者)


「だが見たところ、不徳ではなさそうじゃな」


ほら!爺さんもそう言ってる!


(私が話しているからだろう?それは)


「いえいえ、

と前置きはここら辺にして本題に入りましょう

我が主、オーディン様は貴方がたの協力を求めています

どうかお力をお貸し頂けないでしょうか」


いきなり!?速い!速いよスレッOーさん!!


「いきなりですな

ですが・・・我々としても兵が動かせない状況にありましてな」


「ほお、なぜです?」


「その理由は一つ

古獣パラムの存在です」


古獣?


(古獣というのは

そうだな・・・だいたい千年以上生きた魔物に付けられる名だ

パラムは蜘蛛の古獣だ

Bランクならパラムやミノタウルスなどがここに入る

Aランクならばリヴァイアサンなども入るな

古獣に指定されるのはB~Aランク以上のモンスターだ)


え!?じゃあドラゴンとかも古獣?


(龍種は神獣に分類される

神獣はA~Sランクの魔物がおおいな

Sランクには・・・黒龍や白龍や青龍

Aランクには赤龍などが居る)


青龍って・・・最高ランクモンスターかよ!


(ちなみに朱雀や玄武、白虎もSランクモンスターだぞ?)


・・・・・恐ろしいな


「なるほど、では古獣パラムを倒せば味方をする、と」


「そういうことになりますな」


え?この流れってまさか・・・


「では、さっそく倒してまいりましょう」


やっぱりいいいいいいい!!


おいこら!Bランクとなんて戦えるか!


(大丈夫だ!・・・・たぶん?)


疑問形じゃねえか!


(さあ、ぱぱっと逝って来い)


字!字が違う!!


(む?)


む?じゃねー!


「おお、助かります。パラムは生命の泉の近くにいますので」


生命の泉?


(まあ簡単に言うと回復の水だ)


それだ!それを持って帰ろう!!


(よし、そうと決まったら行くぞ)


・・・・今更だが乗せられたような?


まあいいか、待ってろよ!ラスティ!



ガーネット「推理小説・・・」

正一朗「初恋・・・」

俺のハーレム・・・

(私のラブロマンス・・・)

ラスティ「まあまあ、みんな元気出して」

正「ラスティ!?起きてて大丈夫なのか?」

ラ「まあね、このとおりさ」

じゃあ今回はラスティにタイトルコールをやってもらおう!任せたよ?

「分かったよ

古の魔物パラム!その実力の程は?

次回!パラムの猛攻!正一君が苦戦する・・・かも?

待っててね~」

いや、待て

ラ「何?」

これは最強系なんだから苦戦しちゃまずいだろ

ラ「・・・・・」

(やはり私の出番か・・・というかパターン化していないか?)

いいの!

(ったく

次回!パラム現る!

活目して待て!!)

・・・・ここってそういえば読んでくれている人っているのか?

(さあな、感想も来ないしな)

・・・・・俺の一人相撲って可能性も有る、と

(かもな)

・・・・・・・・・・・・・

ラ「で、ではまた次回!」


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