正一郎の策
―――――――???視点―――
「ダルトム将軍!夜襲の準備が整いました!」
「うむ、すぐ行く」
と、言うと使いの者は行ってしまった
戦の真髄は敵の意表を突くことだが
さすがに今回はばれていることだろう
この状況での夜襲・・・
たぶん・・・いや、確実にばれている
援軍も加わったようだが多くても3000ほどだろう
この時のために西の”人波”にも頼んで
反対側から攻めてもらっているのだから
この戦で功さえあげれば私も”人天森海”に加えられるかもしれぬ
くくっ、楽しみだ
前進して城の前まで来た
皆の前に立つ
「この戦、城さえ落とせば勝ちだ!
敵は多くとも5000
皆、功を競え!!」
「お―――――!!!」
ありきたりかもしれないが、そういうのが一番効果がある
私はそれを言って前進し始めた軍を見て笑いが止まらなかった
「!?」
今、とても強い魔力が―――
瞬間、視界が光に包まれた
「な、なんだ!?」
「ま、眩しい!」
いったい何が起こった!?
ともかく、兵が混乱している!治めなければ!!
「皆落ちつ「敵は混乱しているぞ!!かかれー!!」―――!?」
城門から出てきたのは―――――二人の少年と兵たちだった
くっ、いったい何なんだ!?あの太陽みたいな光源は!?
日の出にはまだ時間がたっぷりと有るはず――――
太陽の様な光源を背にした敵を見る事が出来ずに兵たちはやられていく
いったいどんな技を使ったというのだ!?
―――――――正一郎視点―――
外からガヤガヤと聞こえてくる声、声、声
「この戦、城さえ落とせば勝ちだ!
敵は多くとも5000
皆、功を競え!!」
「お―――――!!!」
さて、と・・・今だな
青龍の靴を履いてとても高く飛ぶ
幸い暗いので誰にも見えないようだ
引力の石は・・・うん、有るな
握って言う
「解放」
・・・・・すごい大量の魔力が流れ込んでくる
やっぱりな、
溜めておけるんなら解放もできると思ったよ
でないと溜めておけるなんて言わないしね
じゃ、作戦通りに・・・
魔法で超巨大な光の球を作り出し、維持する
眩しっ!
すぐにそれを城の後ろになげる
・・・止まった!
よし、あれなら30分は持つだろ
引力の石を見ると、もう緑に回復していた
・・・・魔力吸収しすぎでしょ
通りで誰も買わない訳だ
そのまま降りる
「よし、作戦成功だ。ラスティ」
「やったな!よし!!門を開けろ!!」
門の外はまさに阿鼻叫喚
敵の将が何か言おうとしてる
「皆落ちつ「敵は混乱しているぞ!!かかれー!!」
・・・・・ラスティ、鬼畜
まあそれも気にせずに敵の将を狙い跳ぶ
「!?何だ?お前は!」
「名のるほどのものでも・・・・あるな」
(・・・・・自信過剰)
ふっ、本当のことだ。何が悪い
(・・・・・・)
「俺の名前は正一郎!これからの牢獄生活で、せいぜい俺に出会った不運を呪え!」
「くっ!」
こっちから斬りかかる
も、避けられる
「お前は、私が誰だか知っていてそんなことを言うのか?」
ん?
「ならお前は誰だよ?」
自信満々に奴が答える
「わが名はダルトム!!今、”人天森海”に最も近いものな、ひでぶっ」
じんてんしんかい?
よくわからんかったが、ダルトムとやらの急所に竹刀をぶつけてやった
「・・・・・・・(ごろごろ)」
無言で転げまわるダルトムとやら
急所にさらに追撃をして、完全に動かなくなったとこで追撃を止める
「ラスティ!終わったぞ!!」
叫ぶ
「分かった!!」
と力強く返事は返ってきた
「分かった!!」
ん?
「分かった!」
何だ?
「分かった」
・・・・・?
(山彦だろう?ただの)
なる、山彦か
それと同時に兵たちが
「と、鬨だ!勝鬨をあげろー!!」
「おおおーーー!!!」
と、言い、追撃し始めた
敵の軍は総崩れで逃げ出したので
こちらの兵たちが追い付いては
斬る、刺す、叩く
その血などを見て俺は――――意識を飛ばした
痛ててて・・・どうも、作者です
ガーネット「・・・こいつ、人間じゃない!」
人間?そんな枠の中に収まる人間じゃあないのさ!
ジェシカ「だから、それが人じゃないって言ってんの!」
ふん、そんなこと言っても俺は自由なのさ!!
ルシア「やっぱりー洗脳をーしたほうがー」
止めてくれ!そんなことされたらこの小説自体が!!
ル「だいじょうぶーこの小説のことしかー考えられないようにー」
嫌あああああああ!!
(ということで、作者に代わってこの私が締めをやろう)
正一郎「やめとけ、俺がやる」
(煩い、倒れた正一郎はどうなる!?明日を待て!!
次回!懺悔と後悔と戦う理由!!
活目して待て!!)
正「だから 、そんなタイトルじゃねえ!」