表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/169

平和の崩壊

「ほら、機嫌直してくれよ」


「・・・・・・・む~」


え?今しゃべった人は誰だって?


それを話すには少し遡る




――――――すこし前―――――


「ほら、あれがレフレの武器屋ね」


その後、追いかけられなくなった俺達は


町をぐるりと見て回っていた


「へえ~どんなものが売ってるんですか?」


見るからにボロそうな店だけど


「例えば・・・魔法を防御できる盾とか」


魔法を防御できる盾!?


俺の心にクリティカルヒット!


「ちょっと見に行きません?」


「いいよ~」


で、俺たちはその店に向かって歩を進めた


ここまではいい


が!


ドン


「うわっ」


「きゃあ」


誰かとぶつかった感触


「す、すみません」


「い、いえこちらこそ」


見上げるとそこには――――


「「・・・なんでシェディ(姫様)が居るの!?」」


「あ!正一さん!ジェシカ!どうしたんですか?二人とも?」


「「それはこっちのセリフ(言葉)だ(です)!!」」


「いやあ、ちょっと自分の目で町がどんな感じか見てみたくって」


「仮にもお前は一国の主の娘だろう!?」


「ここはまだ、治安はそんなに悪く有りませんけど!危ないですよ!!」


「うう・・・外を見てみたかったんですよ・・・」


「「せめて護衛ぐらい付けろ(てください)!!」」


「・・・・・むう」


そんな感じのシェディの手を、引っ張って帰るジェシカさん


絵になるなあ


そう思わん?アリス?


(・・・・・・・)


まだ拗ねてらっしゃるのですか


(・・・・・・・)


お姫様~


(女王様とお呼び!!・・・・・はっ!)


ふっ、ちょろいもんだ


(ったく、だいたいだ、神が考えに考え抜いた末の結論を却下するとは何事か!)


だってデートだったし~


(私よりあんな奴の事を優先するのか!)


うん、するね


(・・・・・・・・・)


お~い?今のどこに傷ついたんだよ?


(・・・・・・・・・)


ま、いいか、飯食ったら直るだろ


(・・・・・・・・・)


帰りますか、城に






で、シェディはいじける


ジェシカさんは帰った


アリスは拗ねてる


と、いう状況なのですよ


「ほら、じゃあ、今度一緒に飯でも食いに行ってやるから」


「ほんとですか!?ほんとですね?!」


「あ、ああ」


勢いに押されて後退気味な俺


「じゃあ、機嫌直してあげます」


・・・・結局シェディの機嫌が直ったから良しとしますか


コンコン


「はい」


ドアを開ける


「正一郎さま、国王様がお呼びです」


・・・何だろ?






謁見の間の前まで来てドアを開ける


「王様、正一郎さまが来ました」


「よく来てくれた、正一郎よ」


王様が話しだす


「今、セルム山城にティルト帝国の奴らが攻め込んでいる

何とか籠城して持ちこたえているそうだが

あと5日も持たずに落とされるだろう」


「戦争・・・ですか」


「ああ、そうだ。行ってくれるか?」


・・・・・戦争か


行きたくないのが本音だ


今日みたいに、平和な日を謳歌していたい


けど・・・・仕方ないのかなぁ


多分断れないんだろうな


仕方ないか


「・・・受けましょう」




そして俺は2500人を率いて行くこととなった


相手は一万


こちらには今動かせる兵はそれだけしか居ない


・・・・・・勝てんの?





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ