落下
本当だったら昨日の内に投稿するつもりだったんだけど・・・あるぇー?
遠かった筈の溶岩村(今命名)がとてつもない速度で近づいてくる
このままでは、後数分もせずに激突する
そうなった場合、当然俺の体は地面に埋まるか、壁に突き刺さる事だろう
そして、身動きが取れない状態のまま突き出た部分が溶岩の熱気を受ける事になるだろう
・・・それは不味い、マジで不味い
多分俺の体はそれでも大丈夫なんだろうが・・・そんな拷問を受けて、俺の精神が持つかどうかが問題だ
考えても見よう
俺みたいな普通の高校生(断言)が
魔女の火炙りっぽいのをグレードアップさせた拷問を延々と受けた場合を
・・・多分、どんな秘密でもペラペラと喋ってしまう事だろう
いやまあ、話せるような秘密は持っていないが
まあ、なんにせよこのままの状態で居るのはとても不味い・・・何か対策を打たなければ
・・・よし、じゃあ三択問題で行こう
1、速度を落とす・・・これは一応、出来ない事は無い・・・ただし、かなりの激痛が伴うだろう
2、目の前にある溶岩を全て消し去る・・・”光柱”なら消せない事は無いかもしれないが、範囲が広すぎるのと、仲間が既にいるらしいので却下
3、諦める・・・とてつもなく却下
・・・最初っから選べるのが一つしかねえ・・・
しかも、その残された選択肢はかなりの激痛が伴うだろう物
・・・でもまあ、やるしかないか
グッと、強く手を握る
そしてそれを突きだし―――
「”光壁”!」
―――目の前に、光の壁を展開する
展開した壁は範囲こそ狭いが、その分厚みを増してある
俺は、壁が出来上がったのを確認すると、そのまま手を頭の横に動かす
なるべく接地面を増やし、衝撃を緩和する為だ―――それがどこまで効くかは解らないが
ゴッ、という音と共に俺の体が壁に激突した
音速の飛来物と、分厚いとはいえ所詮魔力で作った壁
どちらが固いかは明白であり
その証明の様に、俺の体は何かを削る様な音を立てながら進んでいる
当然、その衝撃は俺に返ってきている、が―――思った程痛くない、これも不死になったお陰だろうか?
だとしたら、1%位アリスに感謝だ
・・・いや、原因作ったのもあいつだからその半分だな
そんな事を考えていると・・・突然、体が見えない壁を砕くような感触が無くなった
ふぅ、助かった・・・
だが、安堵していられたのも一瞬で
次の瞬間には、俺の体は落下を始め―――下に有った溶岩に全身を浸からせる事になった
(静粛に)
・・・なぁ、何で俺は縛られて床に転がされてるんだ?
(容疑者は問われた事以外を口にすることを禁ずる)
・・・いや、だから―――
(禁ずる、三度目は無い)
・・・・・・あのさ、前々から言おうと思ってたんだが・・・最近、俺に対する扱い酷くねぇk―――
(煩い、更新が遅れた理由はなんだと聞いているのだ)
おおう、一気に化けの皮が剥がれたなオイ
(黙れ・・・で、理由は?)
んー、寝てた
(却下)
何故にっ!?
(アホめ、そんな答えは皆予想しすぎて困っているわ、既に予想のインフレな訳だ
だから、ここらでサスペンスでありながらヴァイオレンスな回答を私は期待する)
それかっ!?それだけの為に俺は縛られて転がされてんのかっ!?
(黙れ、言え、無いなら考えろ、3,2,1―――)
ちょ、早い早い早い!
んっと・・・じゃあ、家にたどり着くまでに不良の集団と闘ってたって事で!
(良し)
良いのかよ・・・まあ、なんにせよこれで全て解決―――
(という事で、これからは更新が遅れる度にそういう答えを持ってくる事だな)
―――してねぇ!そしてこれから毎回だとぅ!?
(そうだ、何か異論があるか?)
いや、めちゃめちゃあるんだg―――何でも無いです
(良し・・・では皆納得ずくで解決した所で次回予告だ)
おう!
予期せぬ溶岩へのダイブ!
悶え苦しむ正一郎へと救いの手が・・・?
次回!戦場での邂逅?
期待しててくれよな!