獅子身中の虫
Q,なんで更新遅れたの?
A,一週間後に体育祭、そしてその一週間後には中間テストと言うKI☆CHI☆KU☆スケジュールだったからです、まる
「それでは、失礼します」
オーディン様にそう言い残し、部屋を出る
背後で大きな音と共に扉が閉まって行く
その音を聞きながら、私は思考にふける
・・・結果から言えば、オーディン様の計画は成功したと言ってもいいだろう
目標としていた二人の王は死に、こちらの被害も少ない
かなり上々な結果だ
だが、少しの不安要素が残っているままだ
・・・もしかすると、あの帝国の国王の様にあの国の皇子が私達の介入に気付く可能性もある
だが、その可能性を消し去るのは帝都自体を消し去らなければ無理だ
それはオーディン様の望む所では無いので、仕方が無いだろう
それよりも、最も悪いのは・・・正一郎に、勘づかれたかもしれない
ハッキリしたものではないにしろ、何かに気付いた様子だった
バタン、という音と共に扉が完全に閉まるのが分かった
何時までもここで立ち止まっている訳にもいかないので、思考を一旦止める
顔を上げ、歩き始めようとした所で―――目の前で壁に寄り掛かっている男の存在に気がつく
それは、本来なら用も無くここに近づこうとはしない人物
そう―――
「・・・何故貴様がここに居る?ロキよ」
「なんだ?オレがここに居ちゃいけねえってのか?ケケケ、冷たいねぇ」
私の問いに対して、いつものふざけた様子で返すロキ
何か私に用でもあるのかと思ったのだが・・・違うのか?
「用が無いならば私は行くぞ」
私はそう言い、ロキの横を通り過ぎようとして―――
「あ~あ、つまらねえなあ・・・さっき話した正一郎の方が数倍面白かったぜ」
固まった
・・・今、こいつは何と言った?
正一郎?さっき話した?
まさか・・・
「っと、そんなに睨んでくれるな、オレは唯ヒントを与えただけだよ」
どうやら知らず知らずの内に睨んでいたらしい
私は少し気持ちを落ちつけ、尋ねる
「ヒントだと?」
「そ、ヒントだ」
ニヤニヤとした表情を崩さずに、そう言い切るロキは
まるで、当然のことを言っているかのように堂々としていた
「今回の襲撃を命令した犯人のヒントだ」
「ロキ!貴様っ!」
即座に剣を抜き、ロキへと飛びかかろうとする
が、それはロキの次の一言で止められる
「おっと、オレに剣を向けたら、その瞬間に事実を正一郎に洩らすぜ?」
「っ!」
そんな事をされては、直ぐにでも正一郎はここに乗り込んでくるだろう
私は仕方なく剣を鞘へと収める
「後オーディンの奴に洩らすのもナシだ、いいな?」
「・・・何を考えているロキ・・・貴様は何をしようとしている?」
「特に?強いて言うならこの状況の破壊?」
「何故だ!」
「暇だからだよ」
「暇だから、だと・・・?」
そんな理由で、オーディン様の計画を無駄にしようとしているのか?
ここまで順調に進んでいると言うのに
恒久な平和は、目前まで迫っていると言うのに・・・!
「大体、バレるのが早くなるだけだろ?どうせ絶対に気付くんだからよ」
「まだ、あと少し時間が必要なのだ・・・!」
「そうか?・・・んじゃバラすのはもう少し待っててやるかな」
「くっ!」
ロキが踵を返して私の前から立ち去って行く
私は、唯それを見ていることしかできなかった
次回予告!
正「どうした、今日は随分と駆け足だな」
時間が無いから仕方ないのsあ!
正「落ちつけ」
・・・いやぁ、最近忙しいんですイヤマジデ
勉強、小テスト、勉強、MGSPW、勉強、小テスト並みに!
正「・・・うん、先ずはそのゲームのプレイ時間隠してから言おうな?
発売して一カ月たってねえのに、なんでプレイ時間が三桁行ってんだよ」
こ、これは―――
正「これは?」
――――気のせいだ
正「よし、軽く虐殺しておこうか」
・・・待て、虐殺は軽くない、絶対に軽くないから先ずはその手の棘付き棍棒を振り回すのをやめてくれッ!?
正「処刑、執行」
キィーヤァー!!
☆
ケ「と言う事で次回予告だ!」
ラ「城に付いた正一君!
休んでいる間も、疑問はふつふつと沸いて出る!
次回!葛藤・・・?」
ケ「期待しててくれよな!」