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神々の遺産

「ヴァルキュリア序列4番アリスです、勇者正一郎を連れてまいりました」


アリスが言うと大きな門が開かれていく


・・・緊張するな


何ていうの、偉い人に会うのは実は慣れてない


実際会ったのって校長ぐらいだしな


「緊張せずともいい、言われたことに素直に答えればいいだけだ」


それは処刑フラグではありません・・よね?


中に入る


するとそこには赤いマントを翻したいかにもな人がいた


「君が正一郎君だね?」


その男が優しそうな声で話しかけてくる


「ああ」


ぶっきらぼうな答えになってしまったが男は気にせず話を続ける


「こんな急な呼び出しに応じてくれてありがとう。まずはお礼を言うよ」


「君を呼び出したのには理由があるんだ。聞いてくれるかい?」


「ああ」


アリスがこっちを見てくる


なんだ?俺に惚れたか?


(馬鹿もん、そんなこと天と地がひっくりかえらん限りないわ)


じゃあなんだよ?


(言葉使いを何とかしろ馬鹿もん、最悪このままでは処刑だぞ?)


そりゃまずい!さっさといい解決方法を教えろ!!


(とりあえず”ああ”ではなく” ”はい”または”ええ”とかにしろ)


よし、ナイスだアリス


「そもそも我らは不死ではない

そして我々はいつか来るラグナロクを超えねばならんのだ

そのためにはかなりの力がいる

我々にはまだ力が足りない

ここまでで何か質問はあるかい?」


「あ・・・ええ、無いぞ」


アリスが額に手をやってやっちまったって感じにしている


なんか俺に問題あったか?


「で、だ。ユミルの首はすでにラグナロクが迫っていると言っている

正直このままでは危険だ

だが君が下界で我々の言う通りにすればまだ勝てるかも知れんのだ

ユミルの首は確かに未来を見る。が、君はまだ計算に入っていない

君のその力さえ貸してくれれば我々は救われるやもしれんのだ

頼む、力を貸してくれ」


「俺が力を貸さないと言ったら?」


「その時は我々が負け、下界にも巨人たちが押し寄せるだろう」


・・・・・断れないじゃんよ


「わかった、受ける」


「ありがとう、君が利口な人で助かったよ」


俺はそんなに頭良くないぞ?


「ついては君に褒美を先払いしようと思う

神々の遺産アーティファクトでいいかな?」


神々の遺産アーティファクト


(神々の遺産については後で話してやる)


ん、分かった


「ええ、いいぞ」


「じゃあこれを」


と言って男がとりだしたのは羽根のついた靴だった


「これは青龍の靴というものだ、


後でアリスにでも使いかたを聞いておいてくれ」


「はい、わかった」


「では、下がって良し」






「何をやっているんだ貴様!あんな口調で話しおって!!」


「知るか!いきなり切れんな!」


「ええい、もういい!!」


「おーそりゃあよかった。じゃあ神々の遺産とやらとこの靴について話してもらおうか」


「ふん、そもそも神々の遺産とはだななんたらかんたら


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


「聞いているのか?」


「ああ、一応な」


まあ纏めるとこういうことだ


・神々の遺産とはそれ自体に強い魔力が付着しており、特別な効果を持っていたりとてもいい武

器だったりする


・青龍の靴の効果は魔力を注ぐととても速く走れたり飛んだりできる


・青龍・白虎・朱雀・玄武は神々の遺産の中でも最も強いと言われている


・壊れません


だ、そうで


「だからお前が青龍の靴をもらえたのは、それだけ期待されているということだ」


「ふ~ん」


「そろそろ時間か」


「時間?何の?」


「朝だよ、今回は魂しか連れてきていないからな」


「ふ~ん、じゃあ体ごと来る方法もあるのか?」


「あるぞ、まあ今度話してやるから今は眠れ」


「ん、分かった」


というと横たわる


「そういやなんで寝ないといけないんだ?」


「魂が最も安定する時だからだ」


へえ、そうなんだ


そう思うと俺は眠り始める






目が覚めるとそこは見知らぬ天井だった


「はっここはだれ?私はどこ?」


(そのネタ古い)


五月蠅い、物事にはお約束ってもんがあるの


そんなことを言って(思って?)いると


「正一さん、起きてますか?」


シェディが来た


「今開けるよ」


ぎい


「おはようございます、よく眠れましたか?」


「ああ、よく眠れたよ」


「では・・・その・・・


ん?まさかこれって告白か!?


おお神よ!感謝いたしまs


「お父様が正一さんに会いたいと言っています」


・・・・・・・なんか俺悪いことしましたか?










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