一陣の風
Q、何で遅れたの?
A、寝ちゃってた☆
と言う事で、あまり納得のいく作りではないですが、更新です
縦横無尽に振り回される二つの武器を避け、斧を持った奴の左胸を突く
が、胸に突き刺さるはずの俺の剣は、突きささる事も無く止まってしまう
反撃とばかりにそいつが武器を振り上げる
俺はその場を離れながらも必死で考える
くそっ!如何すればいい!?
突きで急所を狙おうとも、奴らの骨どころか肉すら傷つけられない
それならばと武器を持った腕を狙っても、即座に避けられる
突きでは威力が足りず、斬りでは速度が足りない
足りないモノだらけじゃねえか
こんな事なら、もっと鍛錬しておくべきだった
・・・まあ、今更悔いても仕方ねえか
今は打開策を考えねえと
・・・先ずは斬りの速度不足
これに関しては打開策は無い、まあ当然だが
次に突きの威力不足
これに関しても打開策はな―――いや、あるか?
・・・そうだ、威力が無ければそれ相応の戦い方は有るじゃないか
鎚を持った方の奴が接近してくる
俺は突きの体制を取る
しかし、俺の攻撃は効かないとさっきの事で推測したのか
全く警戒していない様子で直進してくる
それが命取りだ
堅い外殻に覆われているのなら、薄い所を探せばいい
狙うべきは筋肉が薄くて、なおかつ致命傷を与えられる場所
即ち―――目だ
「はぁっ!」
「$#%!?」
突き出した俺の剣は、正確に狙った場所を撃ち抜いた
鎚を持った奴も、この攻撃は予想外だったのか、武器を投げ出して目を抑えている
間髪いれずにもう一人の、斧を持った方に近付く
斧を持った奴は、何が起こったか理解できていないのか、俺に気づいた素振りもない
同じように目を撃ち抜くと
相当痛かったのか、斧を投げ捨てて地面をのた打ち回り始めた
・・・ま、怨むんなら自分の過信と慢心を怨めよ
俺がそう言おうとした瞬間、直ぐ傍を一陣の風が通り抜けて行った
☆
「よくやったぞケインよ!」
ケインが地中から出てきた怪物二匹を戦闘不能にしたのを見て、思わずそう叫んでしまう
だが、仕方が無いだろう
今も、周りで暴れまわっている怪物二匹を仕留めたのが我が家臣なのだ
どうして興奮せずにいられようか
そんな事を考えていると、突然ケインが辺りを見回し始めたのに気がついた
一体何が―――
ドスッ
何事が有ったのか推測しようとした瞬間、急に胸に重い衝撃が走った
衝撃が有った胸を見下ろして見る
そこに刺さっていたのは―――
刺さっていた?
―――剣だった
誰が?
―――見ると、今しがたケインが倒した怪物とあまり変わらない姿をした怪物が目の前に居た
多分こいつに剣で刺されたのだろう
事実を確認した瞬間、体に力が入らなくなっていく
体が崩れ落ち、意識がだんだんと遠退いて行く
薄れ行く意識の中、シェディの声が、とても遠くから聞こえた気が・・し・・・た
う~ん・・・もうちょっと国王の思考とか入れた方が良かったかな
とか考えながらも、これ以上のアイデアが出ない私・・・
アーノルド「ゴ☆ミ☆ク☆ズ☆め☆」
ちょっとぉ!?そこは慰めじゃないの!?
アーノルド(以下アノ「黙らんか!貴様に私の何が分かる!」
む・・・作者たる俺に分からん事なんて無いz―――
アノ「物語の途中で死んでしまった人」
・・・・・・いや、それは―――
アノ「何の見せ場も無く、今から永遠にこの物語内で一人称が出ない人」
うぐっ!・・・でもそれは―――
アノ「なのに後書きにだけは登場する・・・もう本編に何の干渉もできないのに」
すいませんでした――――――!!!
☆
セ「と言う事で
謝り続けておる作者と拗ねておるアーノルドは放っておいて次回予告じゃ!」
アレックス(以下アレ「放っておいていいのか?」
セ「うむ、どうせ儂が介入しても何もできんしの」
アレ「まあな・・・じゃあ次回予告だ!
突然の指導者の死!正一郎たちは如何に行動する!?
次回!立て直し・・・!」
セ「期待しておるがよい!」