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種族を超えた好敵手

地を蹴ってダーインに接近し、剣を振る


ダーインもそれに合わせ、剣を振って来る


剣と剣が十字に重なった


俺はそのまま鍔迫り合いの体制に持ち込もうとする


が、いきなり右手に強い衝撃が走り、剣が吹き飛ばされた


見ると、ダーインがニヤリと嗤っていた


どうやら、剣を持っていない方の手で俺の手を攻撃したらしい


くそっ、やっぱりコイツ俺より全然戦い慣れてやがる!


だけども―――剣を吹き飛ばした程度で勝ったと思ってんなよ!


「{集束せよ}”光弾”!」


”光弾”を手の近くに出現させ、それを固めて剣の形にする


流石に、これにはダーインも驚いたらしく目を見張っている


・・・まあ、魔力の物質化が出来る奴ってほとんどいないらしいからな


すぐさま剣を作り出した方の手を突きだす


ダーインはそれを体を横にして避ける


・・・予測通り!


右手の剣を離し、左に新しく剣を作り出す


そして、新しく作った剣で横に薙ぎ払う


俺の渾身の力を込めた一撃が、衝撃波となって目の前の兵士たちを吹き飛ばしていく


しかし、吹き飛ばされた兵士たちの中にダーインの姿は無い


避けられた―――!?


とっさに一歩後ろに跳ぶ


次の瞬間に見えたのは、さっきの一撃をしゃがんで避けたダーインが

俺がさっきまで居た所に向かって、剣を突き出している光景だった


・・・危なかった、一瞬遅れていたら突き刺されていただろう


「これモ避けるカ・・・面白イ!」


「手前もな!」


まさか、さっきの一撃を避けられるとは思わなかった


一瞬前に見ただけで、俺の次の行動を予測するなんて―――面白ぇ!


・・・じゃない、恐ろしい!


最近、ガーネットさんとかの戦闘狂が移った気がする


・・・元の世界に帰る前に治せるかな?


「今度ハこっちかラ行くゾっ!」


俺がそんな事を考えて、黙っていると

痺れを切らせたのか、ダーインが突撃してくる


まあ、今はこの戦いに集中しますかね!


俺はそれを迎撃するため、再び剣を構えた





横を見る


そこには、つい先程まで”生きていた”伝説の屍


あの三姉妹全員が協力し、倒したものだ


いや、三人でかかったとはいえ

伝説を倒してしまった事にも色々言いたい事はあるが、今は置いておこう


前を見る


こちらに向かってくる、”生きている”伝説が三人


・・・こいつら、どうやって倒せってんだ?


えーっと・・・三人はさっきの方法で一人一人倒していくとして・・・


残った二人を止めんのは・・・・・・・・・・・・・もしかして、俺か!?


・・・参った


正「如何した?」


・・・宿題って、こんなに時間がかかる物だっけ?


正「まあ、二時間ぐらいで終わるんじゃないか?多くても」


・・・四時間かかった俺は?


正「・・・憐れな・・・」





セ「では前回に続いて次回予告じゃ!」


アー「・・・まったく、何故私がこんな事を―――」


セ「では行くぞ!次回予告じゃ!

ケインの不安!

それを全く気にすること無く接近してくるドヴェルグ三人!

はたしてケインは本当に止める事になってしまうのか!?

次回!無茶とは押し通してこそ!」


ア「期待しておれ!」

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