ドヴェルグ
・・・眠いよアポロ
・・・宿題終わらないよアポロ
・・・期限明日だよアポロ
・・・まだ三冊残ってるよアポロ・・・
「・・・オーディン様、一体何をなされたので?」
「唯あの人間の頭の中を少しいじっただけだ、他には何もしていないさ」
オーディン様は、それがどうかしたか?とでも言わんばかりにサラリと言ってのけた
「・・・何故です?」
「王国、帝国の国王共に知ってはならない事を知ってしまった
ならば消さねばならないだろう?」
「はい・・・ですがあの戦場には正一郎が居る筈です
正一郎がむざむざ国王を殺させるような真似はしないと思いますが・・・?」
「それも分かっているさ」
そう言うとオーディン様は口の端を歪ませた
「私が分かっていて手も打たないと思うかね?」
・・・確かにそうだ
オーディン様なら既に何か手を打っているのだろう
しかし、一体どんな手を―――
「既にドヴェルグ達を向かわせた後だ・・・もう間もなく到着するだろう」
「ドヴェルグ達を・・・ですか」
「わざわざ人に似た姿と知性を与えたのだ、こう言う時にでも活躍して貰わないとね」
☆
聞きたい事が聞けた俺が元いた場所へと戻ると、そこではまだ舌戦が続いていた
「でしたら!何処に行けばよいのです!?」
「ここを落とせば良いだろう!そうすれば万事解決だ!」
そこから聞こえてくる声をを聞いて俺は―――絶句した
国政とか、そんな事には全くと言っていいほど詳しくない俺でもわかる程の暴論
・・・仕方ない、少し手荒だけども気絶させて連れて行こう
ケインとかが何か言うかも知れんが・・・ま、この状況だし納得してくれんだろ
そう考え、足を踏み出した所で―――突然、足元が隆起した
とっさに踏み出した足を引き、一歩下がる
「何だ!?」
「分からん!足元が!」
「何が起こった!」
「知るか!」
辺りからそんな声が聞こえてくる
と、言う事は周りでも同じような事が起こっているのだろう
俺の目の前の隆起した地面は、更に大きくなって―――吹き飛んだ
いや、正確には吹き飛ばされた、だろう
これが自然現象の筈が無い
自然現象なら地面と一緒にその原因も飛び出てくるはずだ
と、言う事は生物
地中を掘り進む生き物・・・モグラか?
確かにこの世界なら、魔法で巨大化された”ジャイアントモグラ”位は居そうだが
・・・っていうか、何でこの状況で俺は冷静で居られるんだか
やっぱり慣れ、だろうか?
こんな事に慣れたくは無いんだが・・・
そんな事を考えていると、目の前の穴の中から何かが這い出してくるのが見えた
さて、蟻が出るか”ジャイアントモグラ”が出るか―――っ!
と、身構えて居た俺の予想とは裏腹に、出てきたものは―――でっぷりと太った人だった
・・・いや待てよ、何で地中から人が出てくるんだよ
あれか?地底人か?
と言う事は失われた地下帝国でも存在すんのか?
って事はこいつらは・・・RPGとかでよく見るドワーフか?
確かにフォルムはそんな感じだが・・・マジで?
ラ「あ、ケイン」
ケ「ん?ラスティか―――ってお前、なんだそのヘルメットは」
ラ「これ?@君に貰ったんだよ」
ケ「いや、何で宇宙空間でもないのに
ヘルメットを付けているのかを聞いているんだが?」
ラ「何でって?簡単だよ
これを付けてれば水中でも生き残れるから
日本沈没みたいな事が起こっても生き残れるんだよ?」
ケ「・・・・・・いや、絶対騙されてるから、それ」
☆
最っ高にハイって奴だぜぇ!
@「ダゼェー!」
よしっ!@!連携合体次回予告行くぞ!
@「ヨシキタ!」
行くぞっ!
@「オウッ!」
フOー・・・
@「ジョン!」
作&@「はっ!」
・・・・ふふふ、成功だな
@「ウム、成功ダナ次ハ次回予告ダ」
よっし!
遂に始まった神の介入!
ドワーフが狙うは王二人の命!
正一郎たちははたして守りきれるのか!?
次回!ダーイン
@「期待シテイテクレヨナ!」