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ケインの苦悩

「手前ぇらの血は何色だぁああああああ――――――――!!!???」


何を思ったのか、正一郎がいきなり叫びながらこちらへ突進してきた


斬頭台に装着された国王を見て怒ったのだろうか・・・いや、今は理由はどうだっていい


危険だ


正一郎の通る所の兵士たちが、暴風に煽られた枯れ葉の如く吹き飛んで行っている


しかも、向かう先は俺達の居る方向と言うこの状況


・・・危険だ、とても


正直今すぐ全力で反対方向に逃げて行きたい


・・・集まってくれた兵士たちへの面子もあるので、それもできないのだが


どうする?


あの鬼神の様な正一郎一人を止めるか


それとも後ろに下がって、父上を討つか


・・・なんだ、既に決まっている事だったか


「父上を討つ!”人獣”と”人波”は道を作れ!」


後ろからの追撃を気にしなくて良いのなら、状況は振り出しに戻ったも同然だ





正一郎たちと別れた後


俺は現状を把握するために、広場の近くのなるべく高い建物を選んで上った


最高の見晴らしの場所から見えた光景は・・・最悪だった


「・・・如何しろってんだよ・・・」


一人愚痴って見る・・・も、目の前の現実は変わらない


目の前の現実


それは、国王様が捕らわれている場所への道筋に、恐ろしく大量の兵士がいると言う状況


「・・・あれを、蹴散らせってか?」


無理だろ


そう思っていた最中


広場の中央辺りで、兵士たちが吹き飛ばされていくのが見えた


何かと思ってそちらを見ると、中心に剣を振りながら突撃する正一郎の姿が見えた

あいつが一度剣を振ると、数十と言う単位で兵士たちが打ち上げられていく


・・・本当に同じ人間だろうか?あいつは


まあ、正一郎が特別製なのは最初っから分かっていた事ではあるが


なにせ五千人ぐらいの兵士に一人で打ち勝ったり

空中で龍からおちてもピンピンしてるやつだ

多分あいつの親は神か魔王だろう、間違いない


どちらも伝説上でしかないが・・・どうせその中の一人となるんだから十分だろう


そう・・・比べるのがおかしかったんだ


等と一人で納得していると、遠くの方でも兵士がどんどん減って行くのが見えた


不思議に思ってそちらを見てみると、姫様とその護衛組がいた


・・・変だ、俺の目がおかしくなったのだろうか?

なんかあっちの方でも敵が吹き飛んで行っているように見える

・・・疲れているのだろう、多分・・・いや絶対


だって普通であるはずのあの四人組が人を飛ばさせることなんて―――


『門を吹き飛ばす事なんて造作も無いぞ』


不意に、ガーネットさんが門を開けさせた後、馬車に戻ってきてからの一言が思い出された


・・・いやいや、何考えているんだ俺は


力技で門を開ける?まさか!


相鍵か何かをもっていて、それで開けたに決まっているだろう俺よ!


だからあの時響いてきた鈍い音なんて忘れろ思い出すな!!


・・・じゃあ、もしもガーネットさんが

今この瞬間も人間災害として敵に打撃を与えていると仮定して、だ


他の二人は特に普通だろう?そうだろう?


だよな!普通だよな?


なんかあの二人も国宝を渡されていたのは気のせいだよな!な!


・・・よし、冷静になってここで状況を分析だ


正一郎→素で五千人の兵士を倒せる位。既に人外の域


ガーネットさん→”もしかしたら”門を素手で開けられる人。こちらも人外


ジェシカさん→ガーネットさんと同じく国宝を渡されている。効力の程はガーネットさん参照


ルシアさん→上に同じく


姫様→上記の四人を従えてる人。ある意味最強


・・・あれ?この中で一番弱いのって俺か?


ケ「・・・いや、薄々とは気が付いていたんだっ!」


それも可哀想な事ではあるがな?


ケ「なんでだ!?

なんであの準主人公的な位置に居てくださっているアレックスを

倒した唯一人の人間なのにこんな扱いなんだ!?」


・・・まあ、ほらあれだよ


例えば相性の問題とか、純粋な力の問題とか


国宝貰ってない事とか、純粋な力の問題とか


最初に正一郎に負けた時点で負け犬人生一直線な事とか、純粋な力の問題とか?


ケ「一番言ってはいけない事をォォォォォォォ―――――!!」


一本背負い!?


ラ「ほ、ほら!ケイン!次回予告でもやって元気出して!」


ケ「・・・・・・よし、頑張るか

名誉挽回のチャンス!?国王様を助け出せ!

次回!救出は間一髪で!」


ラ「次回も見てね!」





ケ「うぅ・・・俺は、俺はぁっ!」


ダ「分かる!分かるぞその気持ちっ!」


ケ「・・・お前誰だ?」


ダ「そんなっ!?」


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