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問題と解決策

・・・最近、時間がなさ過ぎて困ります

現在俺達は馬車の中に乗り込んで、元王都の中を絶賛大爆走中だ


多分だが、速度は一般道を走ったら速度違反になるレベルでは無いだろうか


ちなみに、馬がそのままだと矢とかで射殺される危険性が有ったので

”光壁”の形をU字に歪曲させたもので守っている

形のモチーフは除雪車だ


「・・・そういえばー」


轢かれたであろう兵士たちの悲鳴が響く馬車の中、ルシアさんが何か思いついたように口を開いた


「ここまで問題なく進めていますけどー、出る時の開門はどうするんですかー?」


「へ?そりゃ普通に馬車を止めてから―――


ケインが続きを言おうとして、はっと気がついたような表情になる


何だ?一体何に気がついたと言うんだ?


「後ろから兵士さん達が猛追してきているのにー、ですかー?」


ルシアさんがそう言うと、ケインは少し考えるように顔を俯けた


まあ、流石にそこらへんは考慮して有るだろ――――



「・・・盲点だった」



―――――マテ





「・・・それ、成功するのかよ?」


取り敢えず、即興で考えた作戦の反応がこれだよ!

そしてケイン、お前の尻拭いをしてやろうとしてる人間にそれは無いんじゃないか?


「・・・ならガーネットさんが最初の方法で門を開けるまで

後ろの敵全部喰い止める役割にしてやろうか?勿論お前を」


「・・・それはお前の役割だろう、どちらかと言えば」


馬鹿言うな、んなもん竹刀が普通の状況でも無理だこの野郎


「じゃあ他に案が有るのか?」


「いや、ねえけどよ・・・その作戦の実行には問題が残りすぎてると思う訳だ」


「でも殺されるよりかはマシだろ?」


100%死ぬと決まった訳でもないしな、対策も有るし


「まあそうなんだがn「門が見えましたよ!」


ケインの声を遮ってシェディが言った


俺も窓っぽいとこから顔を出して見てみる


門の前の兵士たちは、既にこちらを見て戦闘準備していた

多分後ろから迫ってきてる兵士たちせいだろう、決してこの馬車のフォルムのせいではないはずだ


そんな事を言っている内にも門が迫って来たので、俺は脳内でイメージを組み立てる


そして―――


「”光壁”!」


階段の段差がないバージョンを作り出す


取り敢えず登れる程度の段差にしておいたので、馬たちはそれを昇って行く


勿論、これで済むようなら問題は無い

だが、昇りが有れば降りが有るのが常識

しかし降り階段なんて使わせたら、重さの関係で馬車が馬たちを轢いてしまうだろう


ならどうするか?そこで俺は思い付いてしまった訳だ―――


―――脚で降りられないなら、重力に任せればいいじゃないか、と


そこまで考えた瞬間、体が浮遊感に包まれた

しかしそれも一瞬だった


次の瞬間には俺を除く五人の悲鳴と共に馬車は落ちていった―――


・・・あ、一応、下にはマット作っといたから全員無事だったぞ


・・・駄目だ、もう駄目だ


ケ「・・・どうした?」


宿題が・・・宿題が大量に出されたんだよぉォォォォ!!


ケ「そいつぁ災難だったな、まあ頑張れや」


頑張るの次元を超えてるんだYO!あれは既に拷問の域だYO!


ケ「は?どのくらいあるんだよ」


・・・参考書6冊


ケ「うわお、期限は?」


始業式まで


ケ「っつーと・・・もう一カ月は軽く切ってる訳だ」


うん


ケ「諦めろ、無理だ」


嫌だぁぁぁあ!!新しい学校入って直に目を付けられるのは嫌だぁぁぁ!!


ケ「・・・どんまい!」


励ましになってねえよ!

・・・仕方がないので気晴らしに三人娘が三デレになった時の予想図をば


ガーネット:クーデレ


ジェシカ:ツンデレ


ルシア:ヤンデレ


・・・うん、なんかぴったり

元気が出てきたずぇぇぇ!


ケ「・・・そうか?」


ってことでこのまま次回予告!


ラ「無事に王都を突破した正一君たち!

はたしてこの先どうなるのか!?

次回!覇道!」


ケ「期待しててくれよな!」


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