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元王都

「・・・着いたな」


「ああ、着いたな」


「で、あの状況はどうするよ」


俺は目の前の”元”王都を指さしてやる


いつも全開だった門は閉じられ

入口には当然のように兵が立っている

まるで関所の様な状況になっていた


「・・・やっぱ実力行使か?」


「冗談、あんな数相手にしてたら間に合わねえよ」


ケインが即座に俺の意見を却下する

まあ、冷静に考えれば、今は国王の処刑までと言うタイムリミットが有る状況だ

正攻法で言ってたら間に合わないだろう


「でも他に方法がないだろ?」


俺がケインに尋ねると、ケインは少し考えてから言った


「・・・俺にいい案が有る」





ケインが考えた作戦はこうだ


1、何とかして門を開けさせる

(この際方法は問わない、しかし反対側の門の敵にまで気がつかれるのは駄目


2、ケインが”風”で加速を掛ける


3、全力で王都内を走り抜ける


4、何とかして門を開けさせる(この際は完全に方法は問わず


「・・・なあ、なんで方法は問わないんだ?気がつかれたら全面戦争だろう?」


「ああ、それに関しては簡単だ

情報が回るより早く街中を駆け抜ければ良いだけだからな」


あ、確かに


「そっちの三人も異論は無いか?」


ガーネットさん達にケインが尋ねる


三人はコクンと頷いた


「んじゃ、誰が門を開けさせるかだが―――





この後について”人波”達と話していると、不意に馬車が止まった

多分着いたのだろう


”人獣”を起こし、馬車を降りる


外では既に、閣下が兵士たちに指示を出していた


聞き耳を立てると、どうやら中央広場で公開処刑をすると言う事が分かった

まあ、今はあまり関係の無い話だが


今最も気になる事は、一対一になる機会がいつ訪れるかだ


処刑の先か、それとも後か





結局、開けさせる役はガーネットさんが名乗り出た

詳しくは聞かなかったが、開ける方法が有るらしい


俺も名乗りを上げたが、俺の技は目立つ物ばかりなので却下された


「で、俺は囮かよ・・・」


でもその方法は、ガーネットさんが門に近付く必要があるそうなので

俺が敵の目を引き付ける役になった訳だが


「どうやって引き付けりゃあ良いのかねぇ・・・」


こう言うのはアリスが詳しそうなんだが、さっきからなんか反応がない

多分昼寝でもしてるんだろう、呑気な奴だ


「あー・・・まあ、何人か倒せばいいのか?」


そうすりゃ嫌でも集まってくるだろ


門が開いた後の事?何とかなるだろ


ラ「今回も僕たちで独占?」


ケ「ん?そうっぽいn―――


・・・いるぞこんちくしょう


ラ「あ、作者さん!無事だったんだね!」


ケ「おお!生きてたか!」


ああ、生きてたよ・・・ギリギリな


ラ「どうやって逃げ出して来たの?」


いや、あの二人が些細な事でケンカしだしたから、その隙に


ケ「なるほどな、・・・そういや四肢は無事か?」


・・・無事と言えれば良いんだが


ラ「・・・何か有ったの?」


ああ、ラスティ、心配しなくて良いぞ


腕が着脱可能になったり

背中からブースターっぽい物が出てくるようになっただけだから


ケ「・・・確かにそれは無事とは言い難い」


だろう?


まあこれでアリスたちを撃退できるようになるなら安いんだがな


ラ「安いの!?」


うん


ケ「・・・いかに虐げられてきたかが良く分かるな」


だろう?


って事でそろそろ次回予告のお時間です


ケ「おう!

俺達は王都の風になる事が出来るのかッ!?

次回!強行突破作戦」


ラ「次回も見てね!」


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