切り札到着?
・・・現在、三日に一回更新辺りにしようかと本気で検討中
落ちている
こんな高さからノーロープ・ノーパラシュートで落されて
冷静にこんな事を考えられる奴が、現代には一体何人いるだろうか?
多分両手で数えるほどもいないだろう
(つまりは晴れて貴様も変人の仲間入りだな)
・・・誰が原因だと思ってんだ?
(取り敢えず私ではない事は確かだな)
こいつ認めねえ気だ!
(まあ気にするな、要は新鮮味がなくて退屈だと言う事だろう?)
いや、俺は別にそこに文句を言っている訳では無くってな
(大丈夫だ!私は全て理解しているぞ!)
だからその時点で既に俺の事を理解してねえよ!?
(表面上はな)
内面も理解しろよ!
(って事で・・・”超過重圧”)
人の話を聞けぇー!!
☆
「隊長、制射準備が整いました!」
「分かった、直行く」
「はっ!」
兵士が駆けて行く方向に向かって俺も歩き出す
―――城門上から一斉に弓で射撃し、少しでも敵が動揺している間に突撃
・・・自分で考えておきながら、これは酷い作戦だと思う
まるで特攻だ
だが、誰もそれに反対しなかった
全員死ぬ覚悟が有るのだろう
・・・残った奴らだ、有って当然か
「隊長!いつでも行けます!」
前から声が掛けられた
どうやら何時の間にか着いていたようだ
「よし、全員矢をつがえろ。俺が合図をしたら一斉に撃つぞ!」
辺りを見回す
皆真剣な表情で頷いていた
「行くぞ・・・・・・射t「ぎゃああああああっっっ!」・・・!?」
どこからかこの状況に似つかわしくない絶叫が響き渡った
皆が周りを見回す
俺もつられて見回すも、直前に見た景色と全く変わりがなかった
・・・幻聴だろうか
そう考えた所で―――――――”何か”が、落ちてきた
その”何か”は地面に向かって高速で接近したかと思うと・・・埋もれた
しかも垂直に
「・・・隊長、何でしょうかあれは」
「・・・さあな」
兵士の一人が恐る恐るそれに近付いて―――つっついた
急に”何か”がバタバタ、と動き始めた
・・・いや、もしかして・・・本当にもしかしてだが・・・
「・・・人間、か?」
俺がぼそっともらしたその呟きに、ほぼ全ての兵士が反応した
「隊長、流石にそれは無いでしょう」
兵士の内の一人が言った
いや、確かに荒唐無稽な想像だろう事は分かる
何故なら動いている時点で生きているはずだから
・・・だが、それでも・・・
「・・・人間の両足、っぽくねえか?」
思っていた事を述べる
「・・・ですが、あんな落ち方をして生きているなんt―――
兵士の言葉はそこで遮られた
”何か”が再び動き出したからだ
「・・・俺、抜いてみます!」
「待て!せめて隊長の許可を仰げ!」
「隊長!許可を!」
・・・如何しようか
もし魔物などの類ならば、危険だ
だが・・・もしも、人間だったら
「・・・許可する」
「はっ!」
その兵士が”何か”に向かって歩いて行き―――掴んで、引っ張った
「らあっ!ふんっ!・・・誰か、手ぇ貸してくれ!」
何度か試してからその兵士が言った
その呼びかけに、三人の兵士が応じた
合計四人で再び引っ張り始める
そして―――何度も、何度も引っ張られてようやく、抜けた
抜けたそれを見て、皆が息をのむ
―――人間だったから
しかもそいつは俺が良く知っている奴
この国の人間ならほとんど知らない奴はいないであろう奴
というか俺の好敵手
こと、竹中正一郎だった
正「何で俺こんな登場!?」
残念だったな
正「普通こう言う所はさっそうと現れるべき所だろう!?」
いやー・・・残念だったな?
正「俺、主人公だろう!?」
HAHAHA!気にすんなよ!こまかい奴DA・NA!
次回予告!
正「開戦!その時に俺がとる行動は・・・?」
次回!逃げる手段と闘う手段と
期待していてくれよな!