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”十二の翼を持つ者”

この物語は基本、北欧神話ベースに色んな神話が混じっています


ご了承ください


さて、ここからはテンションアゲアゲで行きましょう


百話じゃああああ!!


皆さん!ここまで読んで下さり、ありがとうございます!


完結まではまだ遠いと思いますが、末長くよろしくお願いします

門を開け、外に出ると敵がいるはずのそこは既に―――殲滅されていた


「・・・何だよ・・・こりゃ」


自然と俺の口からそんな言葉が漏れる


だが仕方がないだろう、こんな光景を見てしまったら


敵兵全員が倒れている


既にそこからしておかしい、

更におかしいのは、敵兵の倒れている所だ


・・・広域が抉れている


一体、如何やったらこんな広範囲を・・・


しかも肝心の正一郎の姿も見えない


もしも、これが正一郎の魔法なら

魔力の使いすぎとかで倒れている可能性がある


兵士たちに捜索させるか


そう考えを纏め、命令を下そうとした所で一人の兵士が駆けてきた


その兵士は俺の目の前まで来ると・・・盛大にこけた


・・・随分と疲労しているようだ


「おい、大丈夫か!?」


俺の隊員の一人が手を差し伸べる


その兵士は手を借り、ヨロヨロと立ち上がる


そして服装の乱れを直した


「報告!ここより反対方向より敵兵!ティルト帝国の兵かと思われます!」


反対方向・・・裏門か!?


波状攻撃って事か?だがこっちはもう殲滅したんだ、後は籠城戦で十分に――――


「その数・・・五万を超えるかと思われます!」


五万、その言葉のもたらす意味

それを俺の頭が理解するのにかかった時間は決して短くは無かった


そして理解した俺の頭の出した結論、それは――――



”この城は落ちる”



素朴にして簡単、子供でも簡単に理解できる

・・・しかし、理解することと受け入れる事は違う


今の俺は兵を指揮する立場、嘆いている暇は無い

・・・考えろ

今最も優先するべき事はなんだ?


国王様、及び姫様の脱出だ


脱出経路はある、この正面門だ


後は脱出させるのみ


思考を終了し、何時の間にか閉じていた目を開ける


「国王様と姫様をお連れしろ!馬車もだ!・・・ああ、なるべく古い方がいい」





「・・・来るぞ」


何かを感じたのか、アリスがおもむろにそんな事を言う


・・・確かに何か空気が異質な感じはする

何と言うか・・・こう、空気が重い様な


「それが転移前の魔力の動きだ、覚えておけ」


魔力?んなもん何処にあるんだよ?


「知らないのか?空気中にも魔力は含まれているぞ?」


マジか、それってどん位?


「・・・後で話してやる」


アリスがそう言い、剣を抜く


それから数秒と経たず、”そいつら”はやって来た


最初は一人、次に二人、更に三人になった


・・・待て、増えてねえ?


知ってる顔も有るな、一番左の奴


この世界ではほとんどいないからな、黒髪の奴


確か・・・フリストだな


真ん中の奴と左の奴は知らないな


「三人とは・・・また随分と過小評価してくれたな、フリスト」


「そうかな~?一応こっちの最高戦力よ?」


そう言ってフリストは連れてきた仲間二人の方を向く


「先ずは私、轟かす者フリストでしょ?

次に―――


そう言って左端の奴を指さす


・・・重装備だ、顔が鉄仮面で見えない


「勝利のルーンに通じる者 (ブリュンヒルデ)姉様でしょ?」


姉様って・・・女かよ


フリストは次に真ん中に立っている奴を指さす


そいつの背中には羽が・・・ひいふうみい・・・十二枚生えている


・・・昔、そんな悪魔の話を聞かされた事が有る様な・・・?


「そして―――明けの明星ルシファー


「・・・・・・っ!」


「待ってください!姉様!」


瞬間的に飛び出そうとしたクレアをアリスが止める


「今飛び出していけば奴らの思うつぼです!

孤立すれば確実にやられます!」


「・・・・・・」


アリスが説き伏せ、元の位置まで戻らせる


・・・少し宥めるのに時間がかかりそうだな


まあ、空いた時間を態々無駄に使う手は無いな


「おーい、フリスト、質問が有るんだが?」


「何かな~?恩人の頼みなら聞いてあげるよ~?」


・・・俺達、戦うんだよな?

何だこの軽い感じは


・・・絶対に勝つ自信が有るってことか?

それとも唯こいつがそんな性格なだけか?


「そのルシファーって奴は何なんだ?」


俺は気になっていた事を聞く


・・・誰から聞いたんだっけか?


確か母さんだったような気もするが


「ルシファー?そうだねぇ・・・肩書きは沢山あるよ?

明けの明星、6666億の全悪魔の総帥

かつての上級第一位の天使、元熾天使セラフィム

神に叛逆して地上へ堕とされた敗北者、等など盛りだくさんだよっ!」


・・・物騒な単語が盛りだくさんなんだが?


ひゃっくわー!!


正「達成!」


一同「おめでとう!」


では作者の私が代表して祝辞を―――


一同(作者除く)「カンパーイ!」


俺をのけものにしないでえ!


一同(作者以下略)「じゃあもう一回・・・


一同「カンパーイ!!」





正義「次回予告!

次から次へと襲い来る帝国兵!

それをばっさばっさとなぎ倒す!

次回!正義が正義で有る理由!

皆!次回も絶対に見てくれよn―――」


チェストオオオオオオ!!


正義「ひでぶっ!」


・・・ふう、百話突破でパワーアップしたNEO作者の力を見たか!


次回予告!

ケインの決断!一体下界はどうなる!?

次回!王都の危機!

楽しみにしていてくれよな


(注、内容は予告なしに変更される場合も以下略

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