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詩歌集

七夕のえこひいき



   七夕のおねがいごと。



   毎年、私はいつも同じだった。



  「七夕の日に



   みんなにちいさな幸せが降り注ぎますように」



   自分個人の願い事は特にないから。



   とりあえず願うならと、いつもそう短冊に書いた。



   おおきな幸せを願ってもあまり効果がなさそうだし。



   ちいさくても、みんなに幸せが訪れたらいいなぁって。



   綺麗事だろうけど、そう願って。



   でも、いつからだろう。



   願い事が二つになっていた。



   いつものように、みんなの幸せを願いながら。



   ひとりの誰かの幸せを願うようになっていた。



   




   夜空を見上げ、天の川を探しながら。



   今年も願うだろう。








   七夕の日に、



   みんなにちいさな幸せがふりそそぎますように。



   そして。



   あの人に常に幸せがくっついていますように…











                        ☆

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― 新着の感想 ―
[良い点] ふふふ、タクトさまにたくさんの幸せが降り注ぎますように……☆彡☆彡☆彡ヽ(*´∀`)
2022/07/20 16:06 退会済み
管理
[良い点] 七月七日にピッタリな、季節感に満ちた一作ですね。 万人の幸せを祈る事が出来る優しい心の持ち主なら、それと並行して特定の誰かの幸せを望むのも、決して依怙贔屓ではないと思います。 視点人物の願…
[良い点] 一日くらいエゴを出してもいいんじゃないかな? なんて思いました(*'ω'*)
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