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年内にもう1話更新頑張ります!
「家族って、いいな」
私の前世は悲惨なものだったと思う。家族は弟以外皆私に冷たかった。多分弟以外私を家族と思っていなかったと思う。
私の前世の家族構成は父、母、私、弟、妹の5人家族だ。私は両親に優しくされたこともないし撫でて貰った記憶もない……。
「あんたさ、有名な芸能人の知り合いいないの?」
「……なんで?」
妹が久しぶりに話しかけてきたと思ったらなんで芸能人の知り合い??
「例えば〜○○とか××とか!合わせてよ!あんた曲がりなりにも歌手なんだから!」
「私芸能の友達いないから無理」
芸能の友達は沢山いるけど、こんな無礼な妹を皆に紹介することだけは嫌だな。
「あっそ。役に立たないのー」
「ゆか!!姉さんになんてこと言うんだ!」
「ゆい、うっさーい。こんなのは姉じゃないよ」
弟の優衣と妹の優香が喧嘩をし始めた。優衣はこんな私でも凄く親切にしてくれる優しい弟だ。優香は私を奴隷扱いしてくるからあんまり好きではない。
「姉さんはなんであいつらのこと見放さないの?貯金沢山貯まってるんでしょ?一人暮らしできるよね?」
「……もしかしたら愛してもらえるかもしれないなら、見放せないんだよね……それに優衣もいるしね」
「姉さんは、優しすぎるよ」
この家で今までやっていけてるのは弟の優衣がいてくれたからだと思う。いなかったら今の私はいなかったと思うなー。
「優衣はよくああならなかったね」
「姉さんがいたからだよ。父さんや母さんと違って姉さんはちゃんと常識を教えてくれたから今の俺がいるんだよ。だから友達が沢山いるんだ!!」
「そっか。私は良い弟がいて幸せだ」
この子は絶対幸せになるだろう。
「あら?優衣?それと何をしているの?」
「母さんさ姉さんにそれって言うの止めなよ。姉さんも母さんの娘だろ!!」
「ただ産んだだけよ。名前なんて適当につけたし」
こんな母親だけど私は愛されるかもしれないと、希望を捨てきれずにいる。千歌と名づけて貰えたから私は歌手にもなれたと思ってる。
「優衣、もういいよ。私は部屋に戻るね」
「姉さん……」
なんで私は愛して貰えないんだろうか?私だってお母さんやお父さんの娘なのに……優衣や優香と何か違うのかな。
私が思い悩んでいると「ピルルル」と私の携帯が着信がなった。「はい、もしもし」と出るとマネージャーからで事務所に来て欲しいという要件だった。
私は急いで準備をして事務所に向かった。
「チカ!!やったぞ!!!ツアーコンサートが決定したんだ!!」
「え?!?!私が??!」
まさかツアーコンサートが開催されることには思っても見なかった。だって、最近やっと売れてきたばかりだから。
「お前ならやれると思ってた!これから忙しくなるから頑張って行こうな!!俺も出来る限りサポートするから!」
「マネージャー、本当に本当にありがとうございます。頑張って来て良かった」
私にはこうやって私を大切に想ってくれる人がちゃんといる。みんなの為にも家族のことで落ち込んでなんかいられないな!
「……チカ、今言うのもなんだが、寮に移動しないか?家族のことで色々あるのも知ってる。メンタル面で凄く心配なんだ」と私の目を見ながらマネージャーが言ってくる。
「……暫くは寮に、いようかな」
「そうか!!!よかった!」
そして、自宅に荷物を取りに帰ってる最中に私は話しかけられた。
「チカさんですか?!あ、あの!俺チカさんがデビューしてからのファンなんです」
「え?!そうなんですか?ありがとう、」と言ってる時に私はこの目の前の男にお腹を滅多打ちに刺された。
「俺だけのチカじゃなくなるなんていやだ」と言ってるのを聞いた直後に私は意識を失った。
それで、神と出会い転生して今の私、最上位の天使の私がいる。
優衣にはツアーコンサートが決定した電話をしたのが最後の会話なんてな……。




