表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
エロゲ世界でハーレム無双? ふざけんなあっ!  作者: 空也真朋
第一章 エロゲ世界クエスト
1/265

01話 女子高生エロゲをやる

 新作小説はじめました。

 今度はTSじゃない本物の女の子主人公です。

 「さーて、帰ったしお兄ちゃんも今日は遅いから、エロゲやって女の子アンアン言わせちゃおっかな♡」


 学校から帰るなり、こんなことを言ってお兄ちゃんのパソコンでエロゲーとかやったりするが、私は男ではない。

 私、野花(のはな 咲夜さくやはれっきとした女子高生。

 思いっきり年齢制限ブッチしてエロゲをやったりしてるが、変態女子でもない。

 むしろえっちいことは苦手だし、恋もしてない、恋に恋してもいない。

 恋してるのは、【アリサソフト】のやりこみエロゲー【鬼畜勇者ラムスクエスト】だ。(エロス部分はのぞく)


 なにしろ最近のゲームは高くて、学生のおこずかいでは手が届かない。

 漫画やCDも買わねばならない身としては、憧れてもゲームまでは手が出せないのだ。

 さすがに最近の家電並みにバカ高いゲーム機なんて買ってくれないしね。


 そんなある日のことだ。

 会社員のお兄ちゃんから、とあるPRG型エロゲのレベル上げとイベント進行を頼まれた。


 なんでも、ちょっとブラックはいっている会社なので、忙しくてゲームが進められなくて、イベントが見れないと嘆いていた。

 そこで毎日暇してる私に、それを頼んだというわけだ。

 ちょうどお母さんが、単身赴任で地方にいるお父さんの所へしばらく泊まり込みに行っているからって、妹に何させてんですかね。


 それにしても、学生は暇だけどゲームを買うお金がない。

 社会人は金はあるけど、ゲームをやる暇がない。

 いったい、ゲームは誰のためにあるのだろう。


 それはともかく、このPRG型エロゲ【鬼畜勇者ラムスクエスト】。

 エロゲでありながら壮大な自由型PRGであり、やり込み要素満点の超人気作だけあって、私もすっかりハマってしまった。

 しかし、これだけ夢中になれるゲームシステム作れるんなら、エロゲじゃない一般向け作って天下とればいいのにね。


 しかし女の身としては、アンアン女のあの声を聞くのはじつに微妙な気分。

 出てくる女の人もカッコ良かったり可愛かったり素敵だったりするのに、主人公にヤラれたら頭おかしい色情狂になっちゃうし。

 なんで私、いたいけな女の子達をこんな鬼畜変態主人公のハーレム要因にするために、レベル上げアイテム収集ハイスペックキャラ獲得に頑張っているんだろう。


 けど、あたしは攻略のために心を捨てたゲーマー。

 許せ、少女たちよ!

 君達の貞操を踏み越えて私はく。




 「や……やった……!」


 やっとお兄ちゃんに頼まれていたイベントを発生させられた!

 長い長い準備期間と激闘の末に到達できたから、感慨もひとしお。


 ………………うん、予想通り最低だったよ。

 なんで苦行の果てのご褒美が、こんな変態プレイ鑑賞なんだ(答え:これがエロゲーだから)。

 しかし、鬼畜勇者のクエストはまだまだ続く。


 待っているがいい、まだ見ぬカッコ可愛いヒロインたちよ!

 君達は大好きだけど、私はエロゲにハマった修羅。

 イベントという名の君達の痴態をさらすため、まだ見ぬ果てへ私はプレイするのだ!


 「さぁて、寝るか。お兄ちゃんはまだ帰ってないのか。本当にお兄ちゃんの会社、ヤバイなぁ」


 また今日もラムスクエスト以外何もできなかった。

 そろそろ勉強しないとテスト、ヤバイなぁ。

 でもゲームもいい所だし、やりたいやりたいのだ。


 「また明日もモンスター倒して女の子アヘアヘさせにに行くからね。待っててねラムス」


 おやすみなさーい。



 

 この作品を読んで『良かった』『続きが読みたい』と思った方は、ブクマや、下の評価欄から評価をお願いいたします。

 新作小説、がんばります。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ