第4話(罰ゲーム編、尻文字)
さて、罰ゲーム編ですー!
前回の続きからになりますっ!
「じゃあ箱から1枚とってね。」
春佳が箱を用意する。
「大変なのが来ませんよーにっ!、あ…これ…」
渚が覗き込む、早希が引いた紙に書いてあったのは…
「尻文字…誰の字かなぁー?女の子っぽい字だよねー。」
「自分で書いたのを引いちゃったー!恥ずかしっ…」
早希が自分で書いた物を引いたようだ。
「なるほど、尻文字ねぇー。当てるまでで2問とかにしよっか?」
足りない部分を春佳が提案する。
「あっ、そうだった!これだけだと足りないですよねっ。そうしてくださいー…」
早希が申し訳無さそうに言う。
「大丈夫よ、次から書いてね!うーん、お題は渚にお願いしようかな?私決めたらわかっちゃうし。」
春佳がフォローする。
「うーん、どうしよっかなー。あ、あれにしよー。決まったよー!」
渚の準備もできたようだ。
〜罰ゲーム開始〜
「あ、ブレザー脱いでくれると見やすいかもーっ」
「部長、わかりましたようー。脱ぎますよう。」
「じゃあ、開始ねー!」
渚が春佳の後ろから「ばばぬき」と書かれたボードを出す。
「う…難しいかも…んっと…こ、こんな感じ…?」
お尻をくねくね動かして「ばばぬき」と書いてみる。
「全然わかんなかったなぁ…もう1回やってみてー?」
「部長、当ててくださいよー!?これ何回もやるの恥ずかしいんですからねっ!えっと…!」
さっきよりお尻を大きく動かす…が難しそうだ。
「うーん、本当にわかんないのよー。もう1回っ…!」
「さっきよりゆっくりやるので今度はちゃんと見ててくださいねっ…!」
「ずっとちゃんとみてるんだよー?早希ちゃんのお尻!」
「お、お尻って言わなくてもいいじゃないですかーっ!」
「あら?耳まで赤くなってるよー?そんなに恥ずかしかったのー?」
「も、もういいですからー!次書きますよっ…!」
さっきよりお尻をゆっくり大きく動かす、とここで…
「えっ…?やだっ…!」
突然スカートがふわっと捲れあがってしまい早希が動揺する。
「えへへー、悪戯しちゃったー!」
渚が扇風機で下から風を送る悪戯をしたのだった。
「ちょっとー!!渚あとで覚えておきなさいよー!!今日は下履いてるからいいけど!!」
顔を真っ赤にして早希が怒っている。
「ふふふ、渚は本当悪戯好きねぇ。おかげでいいもの見えちゃった!」
「部長も喜んでないで少しは怒ってくださいよー!!」
「早希ちゃん、続きお願いしますねっ。」
「はぁーい…ヒントは4文字です!」
「んっと…こう書いて、こう…部長わかりましたー?」
早希がゆっくりとお尻と腰を動かす。スカートの中も少し見えてしまっているが本人は気づいていない。
「うーん…ばばぬき…かなぁ?あと黒のスパッツ見えてたよっ。」
「正解です!…けど余計なことは言わなくていいんですー…!次の問題お願いしますー!!」
「えっとねー、次はこれだよー!」
渚が「トランプ」と書かれたボードを出している。
「よいしょっと…こう…かな…?」
気になるのか、スカートを抑えながらお尻を動かす。
「手が邪魔でちょっとわかんなかったなぁー…もう1回お願いっ!」
「もう、部長も意地悪なんですから…!恥ずかしいもんは恥ずかしいんですっ…!」
真っ赤になりながらもう1回書き始める。
「あ、わかったかも!トランプでしょ!」
「正解でーすっ!ふぅー、よかったぁー!」
「意外と難しかったなぁ、もっと簡単だと思ったよー。あ!あと渚最高だった!」
「もうっ、下履いてなかったら大変な事になるとこだった…」
「あら、早希ちゃんはどんなの履いてるのかなー♪今度見せてもらおっかなー♪」
「だめですー!絶対見せませんー!!」
「さて、今日も終わったし、帰る準備しよっかー!片付けないから楽ねー!」
春香が満足げ言う。
「お手軽でこれはこれでよかったですね。早希さんのお尻ふりふり可愛かったです。見てる方もちょっと照れますね…」
ひなたがすこし恥ずかしそうに言う。
「春香わざと間違ってたんじゃないのかー?早希をあんまいじめんなよー。」
真央がからかっている。
「ちゃんとまじめにやってたよー!渚と違って意地悪しないもんっ!」(お尻はめっちゃ見てたけどね)
春佳が否定する。
「やだなーぶちょー。ちょっと悪戯したくなっただけだよー」
渚はいつも通りのテンションだ。
「今度渚に仕返ししてやるぅ…」
早希がぼそっと呟いた。
「みんなー帰る準備できたー?挨拶するよー!」
「「「お疲れ様でしたー!!!」」」
はい、ということで罰ゲームは尻文字でした!
本当に地味ですね笑
早希ちゃん初の罰ゲームということで軽そうな感じになりました!
最初は真央くんとやる予定だったんですがなぜかこうなってました。
真央くんは置物になってしまったのだ…笑