何度も確かめる(二百文字お題小説)
お借りしたお題は「何度も確かめる。」です。
田守優子は独特な親友。
ずっと思い違いされているので、私は優子を呼び出し、北野一義君が好きなのは優子だという事を時間をかけてじっくり説明した。
「またまた! そうやって私の事を騙そうとしてもダメだよ。あんたは嘘を吐く時、必ず鼻の頭を掻くんだよ」
優子はどうだという顔で私に言った。
それでも私は嘘ではないと説明した。
「ホントにホント?」
優子は何度も確かめて来た。
やっとわかってくれたのかな?
ということでした。