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『不器用な初恋を純白に捧ぐ』完結記念に書いた何か

八重子「『不器用な初恋を純白に捧ぐ』……完結おめでとう……ぱち…ぱち…」

ましろ「???お、おめでとうございます……?あの、木凪?」

八重子「八重子」

ましろ「……八重子は何故、振袖姿なのですか?」

八重子「この間成人の日が……あったから……」

ましろ「ああ、なるほ……、え?でも、こな、…八重子の成人式はもう過ぎたのでは」

八重子「子供の日は……子供のうちは何度も祝う……。成人の日も……成人のうちは何度も祝ってもいい……って……どこかの誰かが言っていた……」

ましろ「そうだったのですね。八重子は物知りですごいです」

八重子「ましろは……天然のスルースキルが……すごい……」

ましろ「スルースキル?」

八重子「今日は……結婚のお祝いに……ましろには花嫁修行をしてもらおうと思って……」

ましろ「結婚のお祝い?花嫁?」

八重子「話が進まないから……そのまま進める…けど…。良妻になるには…そのいち…お料理…」

ましろ「一応、基礎は一に習いましたが……」

八重子「腕前は……むしろ塩と砂糖を間違えるくらいで大丈夫……大事なのは、ユニフォーム……つまり全裸にエプロンのみを装着すること……」

ましろ「…………えっ!?で、でもそれでは油などが跳ねた時に危なくないですか?…」

八重子「……お料理は……買ってきたお惣菜を並べる程度で大丈夫……」

ましろ「エプロンの意味は……」

八重子「そのに……お風呂でご奉仕……。お腹を流すことで、血流が…よくなるような…ただ一点に集中するだけのような…とにかく体にいいかもしれない……」

ましろ「流すのは背中ではなかったでしょうか…」

八重子「そのさん……ベッドには……防水シーツを仕込んでおくこと……。それらの新婚三種の神器を、そなたに授けよう……」

(段ボールを渡しつつ)

ましろ「えっ、わ、私にですか?」

八重子「裸エプロンは……思い立った日が吉日……その日以外も……全て吉日……。今日やってもいいのよと神のお告げが……。……お惣菜は……用意してこなかった……けど……」

ましろ「そ、それは……あの、私が行うという想定で、普通の行為なのですか?」

八重子「我々の業界では……稀によくあること……」

ましろ「稀によく……???」

八重子「案ずるより……産むがやすし……ガチで産むのもそれはそれでアリ……」

ましろ「は、はあ……や、やって、みます……?」


天王寺の理性が危ぶまれるままおしまい。


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