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2025年新春うちの子会議


八重子「やえこちゃんねるを視聴してくれてる全銀河六六六無量大数のみんな……。あけ……おめ……。八重子は…本年も未知なる娯楽をBLに求めて……浮世を斜め上から薄ぼんやり睥睨していくよ……本年も……こと……よろ……」


万里「(『本年』と『今年』かぶってるんだよなあ……)」

冬耶「あ、あの……俺はシリーズ違うんですけどここにいて大丈夫ですか」

八重崎「……これはうちの子会議枠だから…大丈夫……」

冬耶「は、はあ……」


八重崎「それでは…やえこちゃんねる新春スペシャルと題しまして…本日はゲストの皆様に…今年の抱負などを語っていただきます…」


万里「こ、今年はまともなテーマなんですね」

八重崎「センセーショナルなことをやれば…数字が取れる昭和平成のバラエティ全盛期はもう終焉を迎えた…。これからは…各方面に配慮していくことが求められる…ジェネレーション…」

ましろ「木凪も大人になったのですね」

冬耶「抱負かあ…、やっぱり今は、東洋医学関連の学校に入って勉強することかな」

八重崎「……チッ……これだから…エンタメを解さない三流キャバ嬢は…」

冬耶「…………え?」

湊「や、八重崎さん、失礼ですよ」

ましろ「そうです、木凪。とても素敵な目標ではありませんか」

八重崎「そんな…本編を読んでいればわかることなど…視聴者は誰も求めてない…」

湊「ええ…、じゃあ何を言えば?」


八重崎「この場では…今年新たに挑戦してみたいプレイと…拡張の目標を…各々語るべし…」


万里「どの方面にどんな配慮をした結果がそれ!?」

ましろ「…拡張?」

湊「別に不自由してないんですけど、これ以上拡張する必要が…?」

万里「いや、聞くとこはそこじゃないんですよね桜峰さん!」

冬耶「そ、そんなにみんな毎年新しいプレイに挑戦したり拡張したりしてるんですか……?」

万里「してないですよ!?真にうけないで!」


八重崎「プレイと言えば…バンビちゃんは…昨年はプールサイドで…体育教諭からエッッな個人レッスンを受けたとか受けないとか…」

湊「えっ……」

万里「いやっ…、プールには行きましたけどプールサイドでは何もなかったですから……!」

八重崎「……一概にプールデートと言っても脱衣所やシャワールームや道中の車中や個室の料亭とか色々ありますからね……お楽しめましたね……」

万里「(所持品に盗聴器でもつけられてるのか……!?)」


湊「プレイはともかく、プールで遊ぶのは楽しそうかも」

八重崎「湊は……無自覚に迷い込んだナイトプールで……大変な目に遭うといけないから……やめた方が……いい」

ましろ「え…、ナイトプールとは、そんなに危険な場所なのですか?」

八重崎「そう…モブ姦は…好みが別れるから……、注意書きをしないと…コメント欄が危険…」

ましろ「もぶかん?」

万里「たぶん、羽柴さんは一生知らなくていい単語です」

ましろ「そ、そうなのですか?ところで、拡張というのはなんのことですか?家のことでしょうか」

八重崎「穴なら…どこでもおけ丸…、耳でも…鼻でも…臍でも…」

ましろ「???お臍は穴なのですか?」

万里「これも羽柴さんは知らなくていいやつですから!お、お正月なんだから、もう少しそれらしい話をしませんか!?」


湊「それじゃ、鈴鹿の今年の抱負は?あ、拡張とかじゃないやつね」

万里「そ、そうですね…。俺は今年こそ、奴のあの澄ましたツラを驚愕に変えて見せます!」

八重崎「挿入が可能なほど拡張した鼻穴で…?」

万里「全然違います…!」

湊「うーん…あの人を驚愕させるのは難しそうだなあ…」


冬耶「ましろさんはどうですか?」

ましろ「私の抱負ですか?ええと…………、」

冬耶「………………」

ましろ「ええと………………」

八重崎「ましろは……アドリブに……弱い……」

冬耶「す、すみません!突然話を振ってしまって」

ましろ「だ、大丈夫です、思いつきました…!今年こそ、一緒に住んでいる猫ちゃんと遊べるようになりたいです」

冬耶「なつきにくい子なんですか?」

ましろ「なつかないというか…、私が構ってあげるのが下手すぎていつも退屈させてしまって…。とてもかわいくていつも癒しをもらっているので、私もシロに何かしてあげたいのです」

冬耶「素敵な抱負ですね」


八重崎「仲良くなりたい相手がいる場合は……その相手の真似をするといいと……どこかの誰かが教えてくれた……」


ましろ「そうなのですか?」

八重崎「そう…、このハロウィンでも使えそうな猫耳セットを装着して、猫語で腹でも見せれば……男はイチコロ……」

万里「この場合男がイチコロでも意味はないのでは……」

ましろ「これがあれば、私でもシロとも仲良く…?」

八重崎「全裸に装着するのが…おすすめ……」

ましろ「え…?で、でも、渡していただいたこれは猫耳と手袋と尻尾と首輪しかありませんよ?」

八重崎「猫は……自発的に服など着ない……」

ましろ「そ、それはそうですけど……」

湊「風邪をひかないように温かい部屋でやった方がよさそうですね」

万里「(違うそうじゃない…)…さ、桜峰さんはどうですか?まだ抱負言ってないですよね」


湊「そうだなぁ…、うーん…、あんまり思いつかないかも…、あっ!そうだ。竜次郎を拡張します!」

万里「ええっ……!?」

湊「なんて冗談で…八重崎さん?」

八重崎「今…拡張に必要な道具を…松平ガチ五郎さん宛に手配しておいた…。夜までには配達完了するので…前も後ろも…今夜はお楽しめますね…」

湊「ちょっ……、」


八重崎「それではそろそろお時間のようです。テーマに添わない抱負を提出した諸兄らは……後日新たな境地を開けるような前衛的なプレイのプランを再提出するべし……期限までに回答がない場合は、こちらが選んだ課題を送りつけます……」

万里「いや怖っ……!」

湊「竜次郎が人前で開けたりする前に早く帰らなきゃ……」

八重崎「この動画が面白かったと思う視聴者様は…チャンネル登録と高評価…お願いします…。あとゲストへの希望のプレイはコメント欄へ…」

万里「募集しないで!?やらないですよ!?」

八重崎「次回からは、ガチムチ極道の公開調教シリーズをお送りします……ぜってえみてくれよな……」

湊「だから冗談ですから……!」


 年末年始に続く?


 本年もよろしくお願いします!


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