七十・ゲストは、女優&タレントです
七十・ゲストは、女優&タレントです
ワアアアアアアアアアアアアアアア キャアアアアアアアァ
トチベリー25のステージが終わると、司会者が別なアナウンスを入れた。
「ここで本日、スペシャルゲストが見えています! 女優の三島華蓮さんと、健康食品会社を経営している、タレントのミランダ野沢シーナさんでぇーす!」
ワアアアアアアアアアアアアアアア パチパチパチパチパチパチパチパチ!
会場のあちこちから、歓声と拍手が湧き上がった。地元テレビ局や新聞社の取材によるフラッシュも、あちこちから光る。
ステージ上に用意された椅子に、華蓮とミランダが腰掛ける。
「みなさん、こんにちは。那須白磯市出身の、三島華蓮です。ドラマ、見て下さいねー」
「ウフフゥ! みなさぁん? いいもの、使ってますかぁ? ワタクシ、ミランダ野沢シーナの会社が新商品として売り出している、ラベンダーの石鹸。ぜひ試してみてねぇん?」
ワアアアアアアアアアアアアアアア ワアアアアアアアアアアアアアアア
会場の観客が、華蓮とミランダに手を振り、歓声を贈る。
それが静まると同時に、司会者はゲストの二人にインタビューを始めた。
「三島華蓮さんは、本日のイベント、印象はいかがでしたか?」
「・・・・・・素晴らしいですね。活気があって、お客さんのエネルギーがものすごかったです」
「えーと、トチベリー25のステージについては、いかがでしたでしょうか?」
「はい・・・・・・。わたくしは、一人でこの世界に入ったので、大人数で歌ったり踊ったりをやった経験がないのですが、そういうのも楽しそうですね」
「リーダーの野上アンさんは、なんと、三島華蓮さんやミランダ野沢シーナさんのファンであると言ってましたが、そのあたり、いかがですか?」
「・・・・・・そうなんですか。ありがとうございます。わたくしなんかを・・・・・・」
「オホホホ! そぉですのぉん? それが本当であれば、すごくありがたいですわぁん!」
司会者の問いに、サクサクと応じる華蓮とミランダ。
「わぁ。ほのかちゃん! やっぱり、女優さんって、すごいねぇー。きれいだね!」
「ゆりちゃん。あのミランダ野沢シーナって人が開発した石鹸、うちのお風呂場にあるよ」
「えー? そうなの? ほのかちゃんち、泊まりに行こうかなぁー。使ってみたぁい!」
「おいでー、と言いたいとこだけど、ゆりちゃんは海原くんち泊まればぁ? いひっ!」
「な、何言ってんのぉ! もぉー、ほのかちゃん! それはまずいって!」
「そ、そうだよ渡良瀬さん。・・・・・・でも、僕、確かにゆりちゃんとお泊まりは、してみたいなぁ・・・・・・」
「え? ・・・・・・海原くん、ほ、本気? うひぇー。わたし、冗談で言ったのにぃー」
頬を真っ赤にする、優璃と穂花。海原はもじもじして、優璃を見つめている。
「(・・・・・・何やってんだ、優璃たちは? あ。やばっ! アタシも、引っ込まないと!)」
紅葉は急いで、トチベリー25の楽屋へ走っていった。




