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振り子  作者: 糸東 甚九郎
第六幕  水崎玄桐 対 楢崎翔
51/211

五十一・バカ狩りのラストに向けて

五十一・バカ狩りのラストに向けて



   バルルルルンーッ・・・・・・  バルルルルーッ


「え? 簿記検定?」

「そう。あーぁ、勉強嫌いなのに、まぁた面倒なことになったよ!」

「それ、どういう役に立つんだ? 資格だろー?」

「アタシはとりあえず、三級は持ってるから、今度は二級。玄桐んちみたいな中小企業とかの経理ができんだよ。まぁ、商業科だしなー・・・・・・」

「そ、そうかぁ。いや、うちの親父、計算だの経理弱くてなー。おいらが手伝ったりしてたんだけどよ、ぜーんぜんダメで・・・・・・」

「ふーん・・・・・・。まぁ、とにかく、今日でバカ狩りラストだから、めいっぱい稼ごうか。得た金は、また、玄桐んちに全額やっからさー」

「ほ、ほんとにいいんかよぉ? なんか、おいら、紅葉がここまでしてくれるのがさー、すっげぇ悪い気がしてよぉー・・・・・・」

「じゃ、やめっかな?」

「あ、うそうそ! ぜひやってくだせぇ、紅葉さまー」

「きゃははは! なんだよ玄桐。本当に悪い気なんか、してんのかよーっ」

「してるって! 紅葉がいると、おいら、楽しいんだぜぇー。だから尚更かもなー」

「・・・・・・ふーん。・・・・・・まぁ、アタシも、お前のおかげで、良い道か悪い道か不明にせよ、ちょっとは親と話せるようになったし、先のことも考えるようになってきたからなー」

「え? なんでおいらのおかげなんだ?」

「うっさいな! 別にいいじゃんかぁ! ・・・・・・ほら。前見て。ぶつかるよ!」

「うっわ! やっべ! ・・・・・・ふぅいー。あぶねーあぶねー」


   バルルルルルルー バロロロロロロォーッ


 玄桐の大型スクーターは、環状道路を走り抜け、今日も夜の街へ向かっていった。


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