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第13撫で 〜奇跡っていかにもファンタジーだよね☆〜

眩しい太陽の日差しが顔に当たる


なにかデジャブを感じるがゆっくりと目を覚まし意識を覚醒へと導く


何故だろう布団と言うものは何故こんなにも人を惹きつける魅力があるのだろうか


長年の研究テーマだな


って誰か研究してる人いるのかな?是非とも色々聞いてみたい


そんなことを考えていたら目がだんだん覚めてくる、


起き上がろうと体を起こそうとするが何故か体が持ち上がらない、

まるで体の上に石でも乗ってるかのよう

頭、腕、手 、足は動くがそれ以外は全く動こうとしなかった


(まさか、、、異世界に来て金縛り!?)


俺は恐怖した、異世界だぞ!?異世界で金縛りとか、、、、



ま、んなわけないか


俺は手をお腹の方へ持っていくと何かに触れた触り心地のいいサラサラとした物体、


(まあ物体というかクロなんだけどな)



「ほしゅじ〜ん、むにゃむにゃ」


(実際むにゃむにゃとか寝言言うやついるのかな?)


「クロ起きろ、そして俺の上からどいてくれ」


「にゅ?ごしゅじん、、、ごしゅじん?ごしゅじん!!」


ガバッとクロは抱きついてくる


「ごしゅじん!ごしゅじん!ごしゅじーーん!!」スンスン


「落ち着け、そして匂いを嗅ぐな」


「だって、だってごしゅじん、死んじゃうかと思ったから、、、」


(俺が死んじゃう?そういえば昨日何があったんだっけ?)


昨日の記憶を思い出す、そしてあの大きいイノシシに襲われた事を思い出す。


「そうだ、、、クロお前、、あの力はなんなんだ?」


意識を失う直前クロが不思議な力を使って奴を倒したのを見た、

不思議な力、、、異世界風に言うと魔法だろうか、、


「これのこと?」


クロが俺の腰の上に座り手をかざすと周りの空気が手もとに吸い寄せられやがて風が渦を巻き始める


「ごしゅじんに撫でられてたら助けなきゃって思って、、、そしたらふわふわーって力がいっぱいになって体が勝手に動いちゃったんだ〜」


えへへと笑うクロの頭を撫でようと体を起こした瞬間体に激痛が走る


「いった!!!」


「お?坊主起きたようだな調子はどうだ、、って良いわけないか」


アレスさんが入ってきて椅子に座る


「俺の責任だあそこで俺が離れるべきではなかった、、、すまなかった」


ガレスさんは申し訳なさそうに頭を下げた


「ガレスさんのせいじゃないですよ、俺を信頼してたからこそ俺に任せてくれたんですし、

それにあそこにクロが居るなんて予想も出来ませんから、そういえばクロは体は大丈夫か?」


「うん!わたしは元気だよ!!」


クロはぴょんぴょんと跳ねる、





もちろん俺の上で



「グハッ、、、クロ病人の上で跳ねないで、、、くれ、、、、」バタン



「ごしゅじいいいいいいいん!!」



(りょーやのワンポイントアドバイス、猫に飼い主の上で跳ねないように躾をしよう☆)



俺は倒れた







再び目が覚めると空は既に日が沈み始めていた


何とか壁に手を付きながら寝室を出るとアレスさんがお茶を飲んでいた


「おっ眠りの坊主起きたか」


(いや眠りの姫見たいに言わないでくださいよ、眠りというか気絶なんですが、、、)


「あれ?クロやクリス、アリシアちゃんは?」


「ああついさっき下拵えが終わったみたいでな、宴の準備らしい」


「下拵えですか?」


「昨日の嬢ちゃんが倒したあのでかいののだ」


「え?あれ食べれるんですか?」


「さっきちょこっとつまみ食いしたが美味しかったぞ、まあすぐに追い出されたがな」


ワハハと笑うアレスさんが急に真剣な顔になる



「坊主、嬢ちゃんの力のことだが、、、まあ立ってないで座れや」


俺は椅子に座る


「あの力は"奇跡"だ」


「奇跡?」


「簡単に説明すると魔物に対抗するために神から授かった力、それが奇跡だ

奇跡の有無は産まれた時に発覚する、奇跡を持ってるやつもいれば持ってない奴もいる、

持たずに産まれてきたものは生涯奇跡を持つことは無いのだが、、、

奇跡を持っているものはその身に宿る気配が何か違うんだ

昨日の朝まで奇跡の気配は微塵も感じなかった、だが俺が大穴に戻った時

嬢ちゃんは確かに奇跡を使いあのでかいのを倒していた、その後から今も奇跡の気配を感じている

つまり俺が離れている間に何かがあった。」


アレスさんが一呼吸おく


「嬢ちゃんは何者だ、いやお前らは何者だ?

大穴で倒れていた坊主も微かにだが奇跡を感じた、今は一切感じないが、、、」



「俺にもさっぱり、むしろ教えて欲しいくらいです、クロが言うには俺に撫でられたら勝手に体が動いていたって言ってましたけど」


アレスさんは少し考え込んだあと


「よし坊主、試しに俺の頭を撫でろ」


「え、、、、、?」






しばしの沈黙、無言の空間







「もしお前が俺の頭を撫でて力が沸けばそれがお前の奇跡って訳だ、早く撫でろ」



「あっはい、、、。」



俺は恐る恐る手を伸ばしアレスさんの頭に手を置く、短髪なので少しチクッとするがクロと同じように頭を撫でる。


「あの、、、どうでしょうか、、、、」



「、、、、、、」


(無言が怖いっ)



「ふむ、、、変化はないな」


俺は手を頭から離す



「となると単に嬢ちゃんが覚醒したのか、条件があるのか」


「あのアレスさん、、、、」


「さっぱりわからん、生意気女がいれば良かったんだが、俺に考え事は向いてないな!よし坊主行くぞ!」



「えっ、どこに!?」



「宴に決まってんだろ!そろそろ準備もできた頃だ」



俺はガレスさんにまるで米俵を持つように抱えられる


「そうですね今日何も食べてないのでお腹がぺこぺこです。」

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