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11.予想を書いて買うと当たらないことがわかった
2回も予想で1等を当てておいて、今度は何一つ数字が当たらない。自分が予想した数字を避けて当たっている当選結果に、カナ子は歯がみする。
無性にいらついていた彼女だが、一息ついて「たまには外れることがある」と自分を納得させてから、4枚目を剥がして予想数字を書いた。
「今度も、外れる……かな?」
外れると思うと、買う気が起きない。だから、買いに行かなかった。
次の日曜日、予想に反して、その数字が1等になった。彼女は、髪の毛が抜けるほど激しく頭を掻きむしり、歯ぎしりをする。
「買わないと1等になるって、どういうことよ!!」
でも、事実だった。その後、付箋を剥がして予想して買うを3回繰り返したが、いずれも何一つ数字が当たらなかった。
その間、誰も1等が当たらないので、予想当選金額は40億円まで達した。
付箋は、残り3枚。
「ここに予想を書いて買わないと当たる、買うと当たらない。さあ、どうする……」
椅子の上で膝を抱えて座り、膝小僧の上に顎を乗せていたカナ子は、あることを思いついた。




