Ⅴ
さすがに夕方を過ぎてしまうと馬車はもう出てはいない。だが、アシクはギルドマスターをやっている身だ。徒歩でも行ける、かつ八時間もかからない。アシクは夜にアルカンの村についた、がアシクは思った。
「さすがにこの時間からアルカンの家に向かっては、迷惑がかかってしまうな。宿があるかはわからないがどこかで夜を明かすか。」
アシクは宿を探したが、アルカンの村は冒険者が頻繁に来るような村ではない。そのため、宿は存在してなかった。
「あらら、宿はないのか、、、、仕方ない野宿するか。」
アシクは夜が明けてアルカンの家に向かおうかとしたが、早すぎると思い村の周囲を見て回ったあとアルカンとアルカンの親たちと話すためにアルカンの家の扉をノックした。
そうすると聞き覚えのある声が聞こえた。
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時は遡る、、、
アルカンは家に帰ってきた、若干泣きながら。
「お父さん、お母さん、た、ただいま。」
サニーとレインは優しくアルカンの帰りを迎えた。
「「お帰りアルカン」」
その言葉を聞いたアルカンは、サニーとレインに向かっていき。寝つくまで泣き出してしまった。
サニーが、寝てしまったアルカンをベッドまで運んだ。
レイン「やっぱり、ショックだったでしょうね。」
サニー「ああそうだろうな。」
レイン「どうしましょ、これから。」
サニー「まぁ、今までと同じでいよう。」
レイン「そうね。ゆっくりと、家族三人ですごしましょう。」
サニー「これ以上傷つかないようにしよう。」
そんな話をして、アルカンが帰ってきた日は終わった。
次の日、アルカンはまだしょげていた。だが、サニー、レインの今まで通りの対応のおかげでましではあった。
そうしてのんびりとしているときに、扉のノック音がした。
「はーい、誰でしょう。」
そう言って扉を開けた。
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