Ⅳ
次の日
アルカンはアバァロン魔術学園の前に来ていた。
目を少し赤くさせながら。
「うっくっ、あ、あ。にっ入学したかった。色が無いなんて、無いなんて。思う分けないじゃないか。もうこんな、番号なんて要らない。」
と言うと、アルカンは'2416'と記されていたカードを捨てた。
アルカンは、馬車に乗った自分の家に帰ってもうなにも考えないために。
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夕方、捨てられた'2416'のカードを拾った人がいた。そう、アシクだ。「この番号は確か。」
紙をもって入試を受けた者達の住んでいる場所等が分かる用紙を確認した。
「もしかして、、、、」
アシクは嫌な予感がした。急いでカディのもとへ向かった。
「カディ校長おりますか!」
「なんだい?そんな怖い顔して。」
「あの少年アルカンの番号のカードが学園の前に落ちていたんだ。もしかしたら、あの少年自分の家に帰ってるかもしれん」
「な、、、、アシク急いでおってくれ頼む。」
「それは、言われなくてもやるが。どうやって連れ戻すんだ。」
「そ、そうだな。君が何とかしてくれ。」
「まるごと投げるな!」
アシクは急いで準備すると、少年の住んでいるはずの村へと向かった。
短くてすいません。
土、日はおそらく更新しないと思います。
できたらここまでの感想をいただけると話を構成を広げやすいのでよろしくお願いします。