ⅩⅡ
アルカン「じゃー、僕は昼から来ることにします。」
アシク「ほぉ、では昼までは何をするつもりだね。」
アシクは予想内といえば予想内ではあった。
だが昼まで、何をするつもりなのだろうと聞きたくなった。
アルカン「特に決めてはないんですが、図書館に行って本を読んだりしてみたいと思ってます。」
アシク「おぉ。それはいいことだ。勉学にはげむというのはいいことだ。」
アシクは感心していた。
アルカンが勉学にはげんでいくような意思を見せてくれたことが嬉しかった。
アルカンはというと図書館に行けば少しでも自分の色の理由が分かるかもしれないと考えていた。
かつあの本のことについても知りたかった。
アシクは一つ思いついた。
アシク「アルカン君ギルドで冒険者登録してみてはどうだろうか。」
アルカン「えっ。でも学生で登録してもいいんですか?」
基本的には学園にいる生徒は冒険者登録することは禁止されている。
登録しようものならアシクに伝えられ即刻破棄される。
アシク「ああ。かまわない、だがさすがに登録しに行くのは私も同行するがね。」
アルカン「そ、そういうことなら。」
アシク「では、この事は校長に伝えておく。準備を色々済ませておくから、来週ぐらいに済ませておこう。」
アルカン「わ、わかりました。」
アシク「じゃ、このくらいで済ませて君がこれから過ごすところに向かおうか。」
そうしてある程度のことを済ませてこれから過ごす場所へ向かった。
数分後
アルカン「ここで過ごすんですか?」
アシク「ああ。その通りだ。じゃ中に入ろうか。」
そうしてアルカンの背を押して入った。




