Ⅰ
昔、全ての魔法を使え極めていた者がいた。
その者、悪しき者から世界を守り。
国を作ったその国の名は(アバァロン)偉大なる魔術師を歴史に残し後世に伝えていく国だ。
その者を人々はこう呼んでいる"虹色の魔術師"と、虹色の魔術師は亡くなるさいにこう言った、
「いつか現れるだろう。私よりも強い者が、赤・緑・青を使えより魔法を極めた存在が。」
国は、赤・緑・青を使える者を探しその者達を【貴族】とし、虹色の魔術師の言った者を見つけようとした。
しかし、そんな者は現れず長い年が経った。
この世界は魔法を全ての者が使える。
魔法は色で表され例えば赤なら火属性の魔法を使える。
そして、色の濃さによって派生がある。
色が濃いほどより強い魔法となり、色が淡いほど様々な派生が生まれる。人々は基本は1つの属性しか使えない。
だが貴族とされた者たちは基本の色が赤・緑・青となりトリプル属性となる。
平民でもいないわけではないが、いたとしても非常にまれだ、いてもダブルぐらいである。
とある村にアルカンと言う少年がいた。
父はサニー・母はレイン、父は黄色(光属性)・母は青(水属性)を使う家族のもとに生まれてきた。
アルカンの色はまだわからない。
何故なら13歳になる年にアルカディア魔術学園に入学したさいに初めて分かる。
今年がその13歳になる年だ。
アルカンはワクワクしている、何せ初めて自分の色が分かるのだから。
「何色かな〜、父さん母さんとおんなじような属性がいいな♪」
今何処に居るかと言うとアルカディア魔術学園の校門の真ん前にいる。
そして一歩踏み出した。
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その頃、アルカンの家ではレインとサニーは心配していた。
「あの子、入学出来ているかしら」
「どうだろうか、色検査で引っ掛かってしまうかもしれないな」
「絶望しないかしら、だってあの子の色は、、、、、」
なぜ二人がこんな会話をしているかというと、二人は知っているのだ。
アルカンの色がなにかというのを、色は産まれたその瞬間に発するオーラで分かるのだから。
「例え絶望していたとしても、温かくいつもと変わらずいようか」
「そ、そうねそうしていましょ。」
あとがき
はじめはしてZFと言います。初めてのなろうでのファンタジー系の物語を書いてみました。
この作品では、色と魔法の属性を同じようにしています。
赤なら火属性
青なら水属性
黄色なら光属性
緑なら風属性
と現在出ている色での属性となります。
色の濃さの変化は、
濃いほど単発が強力となり
淡いほど連続的な魔法となります。
ゲームで例えるならメ○ゾーマとギ○グランデの違いだと思っていただけるといいと思います。