学歴ぐらいだ!
再び! 今日のお昼皆さんのお陰により日間ランキング18位を獲得することが出来ました!本当にありがとうございます!
普段何の心配もされないのに何で微熱がでただけでこんなに心配されるんだろう? 熱も下がったって言ってるのにね?
本当にやばかったら連絡なんか出来ないよね? スマホが触れると思わないもん僕わ。
「それで大丈夫なのか? 体がキツかったら明日も休んでいいんだぞ? 無理して学校に行く必要も無いしな」
お父さん言いながら笑ってるけどそれでいいの!? ちゃんとするって約束で1人暮らしを始めさせて貰ったのにこんな事を言われるなんてビックリだよ! ちゃんと学校ぐらい行きなさいって言われるものだと思ってたよ!?
「本当に大丈夫だよ? うん、ありがとう。キツかったら休もうかな? お父さんがそんな事言ってていいの? お母さんなら行きなさいって言いそうだけど」
「良いんだよ、学校何て遊び場みたいなもんだ。友達を作って遊んでおまけで勉強って思っておけばいいさ。本当に将来何の役にも立たんからな。役に立つのは学歴ぐらいか、卒業出来たらなんの問題もない」
僕のお父さん本当に大丈夫なの!? 僕がもしかして馬鹿なのってお父さん譲り?
子供にこんな事を言っちゃったら本当にダメだよ!?
「勉強が役に立つかもしれないよ?」
「ああ、役には立つかもしれないな、俺の役には立っているな。まあその習ったことを普段使うかは別にして、そんな話は置いとくとして早く寝とけ、俺のせいでぶり返したとか言われてもかなわんからな」
「はあ、まあそうだけど、分かったよ。ご飯食べて寝るからまたね」
お父さんが「体に気をつけろよ」と言って電話が終わった。
まさか卒業出来れば問題ないって言われるなんて、いや卒業したら問題は無いんだろうけどなんか違うよね!? 1人暮らしする時に言った僕のちゃんと勉強しますからが無意味だよ!?
僕がおかしいのかな!? はあ、僕が考えてもお父さんの考え何て分からないしお粥食べて薬飲んで寝よう。あっ、寝る前に吉田くんにも日曜日の事を連絡しなきゃだったね!
「「日曜日なんだけどね? 僕、妹と出かける約束をしてたの忘れてて行けそうにないんだ」」
メールの返信待ってる間にお粥食べて薬飲んどこうと思ってたのに! また電話!? 今日なんかあるの!? って吉田君だ。
「もしもし電話でどうしたの?」
「いや、電話の方が早いと思ってな、それより大丈夫なのか? 明日は学校来るのか?」
「このまま熱が上がらなかったらちゃんと行くよ? 心配してくれてありがとう」
何!? 吉田君が優しすぎるよ!? 吉田君ってこんな人だったんだね! 茜に今度どんな人か聞かれたら優しい人って言おう!
「いや、心配した訳じゃないんだが浅田が俺に文句を言って来るから早く来て欲しいと思ってな」
「…」
前言撤回だよ! どうゆう事、僕にまだ生贄になっとけって言うの!? 酷すぎるよ。
「まあ、そんな事より日曜日来ないのか? 妹さんと遊ぶのか?」
「うん、そうなるかな? ごめんね?」
どうしよう、誘うタイミングが分からないんだけど、どこで誘うのが正解なの!? 遊びに誘うのがここまで難しいなんて知らなかったよ!
「いや、それはいいんだが、そうなると3人か」
「そうなるかな? 本当にごめん!」
「ああ、それで柏餅君は俺に言う事とかなんか無いのか!?」
「えっ!? えっと本当にごめんね? 楽しんでね?」
ここで誘えたら良かったんだけど流れ的に違うよね? 3人かって悩んでるみたいだし楽しんでね?で間違って無いよね!? え!?どう誘うの本当に。
「ああ、でも俺は楽しめそうに無いなあ困ったなあ」
「えっと、どうして楽しめないの? 困ったってお金が無いとか?」
「いや! そこじゃねーよ! 誘えよ!3人は3人でも柏餅君と妹さんと3人で遊ぼうって前に言っただろ! 何で誘わないんだよ!」
誘い方が分からないから誘えなかったんだよ! 誘い方教えてよ! タイミングが難しすぎるんだよ、浅田さん達と買い物に行く約束をした手前どう誘えばいいかなんて分からないよ!
「えっと3人で遊ぶ? 浅田さん達はにはなんて言うの?」
「おお! いいぞ、どこ行くか考えとく! 浅田達には上手いこと言っとく! じゃあまたな!」
え!? 本当に電話がきれたよ!? そんなに茜とも遊びたいものなの? 吉田君ってロリコンなのかなあ。
まあ、いいや本当にそろそろ寝よう。
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次の日起きたら熱も無く体がちょっと重かったぐらいだから学校に行くことにした。
今日は大事な遠足の班が分かる日だしね!
これで僕も班の人と絶対仲良くなって友達になるんだ!
学校休んだ次の日に教室に入る時って何でこんなにドキドキするんだろ!?
みんなに忘れ去られてないかな!? まあ覚えてすら貰えてなさそうだけどね…
教室に入るも誰とも挨拶を交わすことが無かったよ! え、僕の姿が見えていないとかないよね!?はあ
「柏木君ちょ…」
「聡太、話があるんだけど勿論来てくれるよね? 花奈ごめんね。 聡太は、私が借りるね? だよね聡太?」
そう思っていたけど浅田さんとミナさんが僕の所に来ながら声を掛けてきた。浅田さんが何かを言う前にミナさんが話をそのまま進めていく。
「はい…」
「ちょっと! あん…」
「花奈、ごめんね? 少しだけだから待っててね?」
ミナさんが浅田さんの言葉に被せるように言い残し歩き出したので僕もそれについていく。
むしろ着いていくしか出来ないよ!? 昨日休んだからかな? ミナさんの雰囲気怖いよ!?
「聡太? 嘘ついたね? どうしよっか?」
「…」
僕は黙ったまま着いていき屋上にやって来た。みんな屋上大好きすぎだと思うの僕だけなのかな?
シス兄が居ないの分かってるしもう僕に怖いのは無いはずなんだけど変に怖すぎるよ…
急にミナさんが電話しだすし、本当に居ないんだよね!?
今、誰と何話してるんだろう…
「聡太、はい! 電話にでてね?」
「も、ももしもし」
僕は黙って首を縦に振ってから渡された電話にでた。
「おう、お前かミナの告白を保留にした巫山戯た真似をする馬鹿わ」
「…」
誰なのこのドスの聞いた怖い声を出すお兄さんは!! 怖すぎるよ、助けて!!
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