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機嫌とるのは難しい

この度皆さんのお陰で日間ランキングにのることが出来ました!

本当にありがとうございます(:D)┓ペコリンチョ





いや、僕だって高校生になってからまともに話せる人増えたの忘れてたよ!

吉田君とか水口君とか! だけどそんなに話した事が無いような気がするのは気のせい…?

気のせいって思っておこう…



「聡にい? 黙ってるって事は認めるって事だよね? やっぱり嘘じゃん! 本当に捕まれば良かったのに!」



「い、いや僕だって話すクラスメイトぐらい、い、いるよ!」



「へー、どんなクラスメイトの人なの? 夢や想像の話はしないでね?」



どんな人!? え!? どんな人なんだろう…

考えたことが無かったよ!? え、吉田君と水口君ってどんな人なの!? 僕分からないよ!? 逆に僕が知りたくなってくるんだけど!?



「…え、えっと、普通の人としか言えないんだけど…」



「聡にい、世の中には普通の人しか居ないの知らないの!? 何、天使って言われる子が本当に天使って思ってるの!? 殺人鬼が本当に鬼だと思ってるの!? 頭の中、砂糖がドロドロの砂糖水に、はちみつから変えたの!?」



え、僕だってそのぐらいは分かってるよ!

だけど普通の人ってしか言えないんだからしょうがないじゃん!



他に答えようがないよね!? 誰が、どんな人って聞かれて普通の人って答える以外に返せる人がいるのか僕が聞いてみたいよ!

はあ、どうにかして話を変えられないかなあ…



「い、いや、それは分かってるよ。そう、答えるしか無いよね? そ、それより、おお詫びとお土産! そして、その言い難いんだけどさ、に、日曜日出かけない?」




「ねえ、聡にい? 夢や想像の嘘の話って分かってるけど! そうやって誤魔化そうとするから虚言癖なんて呼ばれるんじゃん! しかもそうやって誤魔化そうとして! 誤魔化せると思ってるの!? 勿論行くけど!」



あ、そこは行くんだね。来てくれるのは嬉しいけどさ…なんとか誤魔化せそうだよね? 気のせいかな?



「え、えと取り敢えず茜が行ってみたい所とかどこかあるかな?」



「ふーん、虚言癖が本当に連れて行ってくれるの? 今現在進行形で嘘を付かれてる挙句に話を逸らされてるけど本当にいいの?」



「も、もももちろんだよ! 茜が行きたい所なら何処でも良いけどちゃんと日帰り出来るところにしてね!?」



虚言癖は酷すぎるよね!? まだ嘘は付いてないのに。

まあ、これで大丈夫だよね!? ちゃんと日帰り出来るところにって行ったし無茶苦茶は言われないよね!



「じゃあ沖縄の水族館とか? 大阪のテーマパークとか? 広島の神社とか? 出雲大社とかいいかも! どれが良いかな聡にい!」



「……え、えと日帰り出来るところにだよ?」



そう言いながら茜が可愛い笑顔を見せてくれるけど、僕がバカっだったのかな!? あれ? 普通に近場かと思ったけど県飛び越えちゃったよ!? 何でこんな事になってるんだっけ!?



「聡にい知らないの? 世の中には空飛ぶ乗り物があるんだよ? 約束守ってくれるんだよね? それともやっぱり虚言癖?」



「……」



茜の顔がどんどん冷めた目付きでまじまじ見てくるよ…

何処でもいいとわ言ったけど! 空飛ぶ乗り物で日帰り出来そうだけど! そんな所に行きたいなんて言われるとか思わないじゃんね!?

誰が県を飛んでいくとか思うの!?



「何で黙ってるの聡にい? 話逸らしてまで機嫌取ろうとしたんだよね? 機嫌取りたいんだよね? 取れないとか言わないよね?」



僕の体の水分大丈夫かな!? 冷や汗が止まらないって、この事だよ! 機嫌も確かに取りたかったけどさ! なんか違うよ!



「…そこは今度行かない? ほ、ほらお金とか凄いかかるでしょ!?」



「聡にい、まだお年玉貯金残ってたよね? 大阪までなら格安チケットで行けるんじゃないの? もしくは前日に夜行バスって便利な乗り物もあるんだよ? ほら機嫌とるチャンスじゃん!」



「…」



何で茜が僕のお年玉貯金の残りを知っているのか怖いんだけど...確かに格安チケットも買えるかもしれないけどさ! 夜行バスだって知ってるけどさ、安く確かに行けるけど! はあ…



「黙ってたら分からないよ? で、勿論行けるんだよね? それとも何? また話を逸らしてみる? 今度はどんな風に機嫌取ろうとするの? ほら早く言ってよ」



「な、何も、ありません…」



「聡にい私は前にも言ったよね!? 無理なら聞かないでって! 聞くだけならタダとか思ってるんでしょ!? そりゃあそうだよね聞けばいいだけ右から左だもんね!? 右にすら入って無いかもしれないけど! 一体どこに入ったら覚えられるの!? 人間脳みそに入って覚えるんじゃないの!? ごめん、聡にいはドロドロ砂糖水だったね」



「ほ、本当にすみません…日曜日できる限り楽しめそうな所探します…」



「はいはい、虚言癖の言うことだから期待する訳ないじゃん! もう喋らなくていいから。 私、先に寝るけど変な事しないでね」



「は…」



危なかったよ! 思わず返事をする所だったよ!

茜が睨み付けてこなかったら普通に返事をしていたよ! はあ、なんでこうなるのかな?



まあ、僕が何処でもいいよとか言っちゃったからだろうけどさ…

僕もお風呂に入ってから寝よう。その前にお菓子とか片付けなきゃなあ…


これからも精進して行きますのでよろしくお願い申し上げます。


ちょっとでもいいなと思われたら、感想やブクマ評価等頂けると嬉しいです(:D)┓ペコリンチョ

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