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浅田さんと煙は?




「水口君、ちょっと話があるんだけどいいかな?」



「ちょっと無理かな?」



僕は、学校に着いて僕より早く来ていた水口君に声をかけたのだけど…

水口君が断ることあるの!? 僕は、ビックリだよ!



「なんてね! それで何かな話って」



「柏木君どうした? 俺も混ぜてくれよ! いつも邪魔者にしやがって!」



「え、えと、邪魔者にしてるつもりなんて僕には無いよ!? それは浅田さんでしょ!?」



水口君でも冗談とか言うのに驚くよ!

見た目言いそうに無い爽やかイケメンなのに、もしかして残念なのかな?



タイミングの悪いことに吉田君が来ちゃったよ! 邪魔者にしてるのは浅田さんなのに酷い言いがかりだよね。

言ってもいいのかな? 来なければ問題は無いしいいのかな?



「柏木君、どうしたの?話があるんじゃないのかい?」



「う、うん、えとね今度の土日で遠足用の買い物に行かないかなあって! 金曜日に班も決まるし準備するのにも放課後とかよりは、いいかなって思ったんだけど…」



「勿論いいよ? 他には誰か来るの?」



「俺は勿論行くぜ? 何買うんだ? 遊び道具か? 何して遊ぶんだ?」



「え、えっと、浅田さんも来るよ? えっ、本当に吉田君来るの!? 絶対にやめた方がいいよ。困るし」



吉田君が来るとか本当に困るよ。僕が! まさか来るとは思わなかったし来ても浅田さんが困るのは僕は、大歓迎だよ。たまには仕返ししたいし。



問題はその後、僕に来るってことだよね。

何を言われるか分からない。

良くて高校生活ずっと従者かな違うか下僕か何かかな…



「柏木君は吉田君が来ると困るのかい?」



「そうだ! 何に困るって言うんだよ!? やっぱり邪魔者扱いか!?」



「な、なんてね! 僕も冗談言ってみただけだよ! さっき水口君に冗談言われたからやってみ、みようかなあ、なんて!」



「何だ、そうゆう事かよ! なら俺も行ってもいいんだよな!?」



「も、勿論だよ! ね!? 水口君!」



「まさか、早くも仕返しされるとは思わなかったよ、俺は勿論いいよ?」



はあ、浅田さん、本当にごめんね?

結局吉田君も来ることになっちゃったよ…



それから吉田君達は土曜日は予定があるって事だから日曜日に駅前11時に待ち合わせするって事になった。



浅田さんには、僕が伝えておくって言ったけど何て説明すればいいんだろう僕。

敢えて言わないでおこうかな? 取り敢えず水口君は、来てくれることになったし日曜日に吉田君が予定入る事を祈っておこうかな…



―――――――――――――――――――――――――――――――



放課後、僕は、浅田さんから体育館裏に呼び出しのメールが来たから来たよ。

浅田さんと煙は高いところが好きだと思っていたけど違うのかな?



何の話かな? 告白なのかな? 水口君の事が好きみたいだから違うよね。



はっ、まさか日曜日のデート代のお金取られるのかな…きっとそうだよね…



「あん…」



「すみません! 今これだけしかないんです! どうか今日の夕食なので許して下さい!」



あれから暫く待っていると浅田さんがやって来て、喋ろうとする所に僕は、被せるように頭を下げ財布を見せながら言った。



「ちっがうわよ! 何でそうなるわけ!? 私がそうゆう事をする様に見えるわけ!?」



え? 違うらしい、じゃあなんなんだろう?

そうゆう事する様に見えるわけ? とっても見えるから財布を出しながら言ったんだよ…



「あんた、吉田に言ったわね」



「え…」



「水口君が言いに来たわよ、日曜日の事! これはどう言う事かしら?」



「ひっ、す、すみません! お金これしかないですが許して下さい!」



何で水口君が言っちゃったの!? 僕が浅田さんにも言っとくねって言ったのに!



浅田さんの低くて冷たい声を聞いて僕は、土下座しながら持っていた財布差し出したよ! 夕食? 1食ぐらい抜いても何とかなるよね?



「あんたの安い土下座と一緒で財布もいらないわよ! 何回言わせるのよ! どう言う事か説明しなさいって言ってるのよ!」



「ひっ、水口君を誘おうとしたら丁度、吉田君が来てそのまま説明したら来る流れに…」



「あんたやっぱバカじゃないの! ちょっとは頭を使いなさいよ! 何でわざわざそこで言うわけ!?」



言うしかなかったんだから言ったに決まってるじゃないか。

僕だってちゃんと困るって言ったよ!冗談になったけどね



「それは、やむを得ない事情があると言いますか何と言いますか、吉田君は何とかするので…」



「どうやって何とかするわけ? 出来るわけ?」



出来るわけって聞かなくても! どうにかしなきゃ行けないんでしょ!?

吉田君は茜と遊びたがっていたし日曜日誘えばいけそうだけど…どうなんだろ?



「日曜日に可愛い女の子と遊ぼうよって吉田君に言ってみようかな? な、何て」



「はあ!? ななななな何であんたなんかに可愛い何て言われなきゃ行けないのよ! 吉田をどうにかしなさいよ!」



え? 吉田君をどうにかする為に言ったに何で浅田さんが可愛い女の子ってなってるの!? え? 今会話の流れってどうなってるの??



「え?」



「可愛い女の子って? わ、私よね!? あ、あんたに…」



「え? ち、違うよ…?」



何か続きそうだけど被せるように言ってみたのがダメだったのかな。

その後言わなくても分かるよね?

浅田さんがすごい大声で叫んだよ?ぼ、僕の耳が…


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