第2話 女神の体を乗っ取ったようです。
ゴミクズらしい事は今回は無しですね。
まぁー少女のワンピースの下を覗くくらいかな?
周りがとても暗い、全てが真っ暗闇……そんな意識の中、天からはフワフワとした小さな雲のような物が降りてきた。
「おれ、死ぬのか……いや死んじまったのか?嫁の誕生日も祝えないまま…………
くらい、くらい、くらい、くらい、くらい、くらい
こわい、こわい、こわい、こわい、こわい、こわい
いやだ、いやだ、いやだ、いやだ、いやだ、いやだ、いやだ、いやだ、いやだ、いやだ、いやだ、いやだ、いやだ、いやだ、いやだ、いやだ、いやだ、いやだ」
ぶつくさと呪文のように繰り返していると、雲の上から何やら聞き覚えのあるロリボイスと、純白のワンピースを着ているユルフワ銀髪ガキ……いや、ユルフワ銀髪少女が降臨なさった。
「あんたきもいのよ! ぶつくさ、ぶつくさ、ぶつくさ言って……頭おかしいんじゃないの? あっ違ったわ!頭は元からだったわね、変質者さん♡それとここは花畑よ!あなたの目は節穴ね」
そんな聞き覚えのある声のせいで、奴が頭に直接話しかけてきたせいで、おれは現在死にかけているというのに、目の前のクソ女神様は何やら余裕な態度をとっているようだったので、俺はビシッとクソ女神に言ってやった。
「てめぇ! ふざけてんじゃねーぞ、お前のせいで今俺死にかけてんだぞ! さっさと助けろよ……」
意識の中ですら力が抜けていく感覚がでてき、話すことすら徐々にきつくなってきていた。
そして目の前のクソ女神はそんな事御構い無しに、雲の上でフワフワ浮かびながら綿菓子を食べているようだったので、俺は死ぬギリギリまで彼女のワンピースの中を下からずっと穴が空くほどに見てから死ぬことに決めた。
死ぬまでゴミクズはゴミクズらしくありたいと、俺の目はそう語ってるかのように、クソ女神のワンピースの中を凝視していると、彼女は雲の上から降り、そして俺の頭を踏みにじりながら言った。
「無様ね人間! いやゴミクズニート! もうわかってるかと思うけどあなたはもう時期死ぬわ、それでね一つ取引をしましょうよ?わかったら目を2回閉じなさい」
そして俺は目を2回閉じると、クズ女神は何やら嬉しそうに話し始めた。
「ふふ、いい子ね♡ それじゃ取引の内容を説明するわね、って言っても1つしかないんだけど……
この世の魔王を全て滅っする勇者になってくれないかしら?
そのかわりにあなたが今望む物をなんでも一つだけあげるわ、取引に応じるのなら目を3回閉じて心の中で望む物を一つ言いなさい、それとあなた後10秒で死ぬから早く決めてね♡」
何やら勝ち誇ったような顔でいるクソ女神の事がとてもムカついたが、アニメオタクでラノベオタクでゴミクズな俺はクソ女神に一泡吹かせてやろうと、心の中で迷わずにこう答えた。
「俺はお前の全てが欲しい!全部よこせよ?」
そんな俺の異質な答えに、女神様の目は点になり固まっている。
「あ、あ、あ、あのさ、さ、流石にそれはちょっと……
た、確かになんでもとは言ったけど……ってあれ私の体が、あれ、え、ええええ!」
彼女の体と俺の体が輝きを放ち、交わって溶けていく、融合していく、すると暗闇にしか見えなかったはずの場所は今の俺の目にはとても綺麗な花畑が見えていた。
そして俺の体からとても大事なものが股間から消えている事に気づき、思わず発狂してしまった。
「な、なんじゃこりゃ! おれの、俺様の……嫁専用のエクスキャリバーがま○こキャリバーなってやがる!
どういう事だクソ女神、確かにお前が欲しいとは言ったけど、あくまで欲しかったのはお前の能力だぞ!
なのに何故俺から、エックスキャリバーーーーを奪った!」
クソ女神も泣きながら答える。
「しっ知らないわよ!バカバカバカバカ!あなた私の体になんて事してくれてんのよ!自由にうごかせなくなったじゃない!」
クソ女神は自由に動かせないと言っているが、どうやら俺は体を自由に動かせるらしい。
……それによく見ると服も髪型も全てが変わっている事に気付いてしまったのだった。
入れ替わってる!と言いたいところだが実際には乗っ取っていると言うのが正しいだろう。
そして俺はため息混じりにこう言った。
「はぁーとりあえず寝るか」
そしてとりあえず目をつむると、クソ女神が大声で叫んでいる。
「あなた何寝てるのよ!はやくおきてよ! 私まで死んじゃうじゃない!」
彼女が慌てている理由がようやくわかった時、俺は咄嗟に横に転がり見覚えのあるイケメン青髪騎士様が剣を握って立っていたのだった。
そして周りには大勢の人々が集まっており、何やら賭け事のような事もしている輩がいた。
ようやく頭の中の整理整頓が出来た俺は、腹にどでかい穴を開けた青髪の騎士様の事を、鋭い目つきで睨みながら言った。
「見逃してください」
すると青髪の騎士はゆっくりと歩み寄ってくると、耳元で囁いた。
「馬車に乗れ」
そして何故か俺は姫様と青髪騎士様と共に場所に乗せられた。まわりの輩はブーブーいっていたがそんな事御構い無しに馬車で跳ね除け出発したのだった。
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まぁーされる確率は低いんだろうけどもな。