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第18話 こっから先はずっと俺のターン!①

ゴミクズはまだまだ強くなれる要素があるから、強敵をいくら出しても問題ないよね?

俺は勢いよく宣言したのにもかかわらず、白天翼(タルト)を力強く羽ばたかせ、後方にある扉に全速力で逃げていくと、脳内でクソ女神アリエルが少し怒りながら言った。



「なっ、何してんのよ!どうして逃げるのよ?確かに強そうだけど、ホラァ〜さっきみたいに何とかなるって!」



俺はそんな楽観的なクソ女神アリエルに、厳しく言ってやった。



「てめぇーあんなの無理に決まってんだろうが! 俺の脚ガクブルしてんの気づいてたろ?」


「えっ?あれって、てっきりトイレに行きたいものだとおもってたんだけど?」


「んっな訳あるか! ほらあと少しで扉だ、さっさと逃げるぞ!」



俺は入ってきた金のドアノブに手を掛け、グルット回して広げると、元きた道は跡形もなく消えて、果てしない無の地平線が広がり、思わず俺の口からは諦めの声が溢れる。



「終わったな……お母さん産んでくれてありがとう、いつもタンスからお金沢山盗んでごめんなさい、女の子の絶対領域を舐め回すように見てごめんなさい、アリエルのパンツとちっぱい確認した後がっかりしてごめんなさい、あー誰か助けくれないかな」



そんな事を口走っていると、クソ女神アリエルが恥ずかしそうにしながら、怒りながら言った。



「あんた……わ、わ、わ、わ、私のちっぱいっていつ見たのよ!感覚はリンクしてるはずなのに知らないんだけど!それと勝手に諦めないでよゴミクズユウ!」



そんなクソ女神アリエルの恥辱塗れの真っ赤に染まった顔を思い浮かべながら、俺はニヤニヤとしながら言った。



「自分の瞳に聞いてごらん? ほ〜ら、神さまだったら過去に見たものくらいぜーんぶ思い出せるだろ?」



クソ女神アリエルは記憶を探りはじめると、俺の頭の中で恥ずかしそうに悶えた声を上げながらクソ女神アリエルが言った。



「本当にもー、本当にもー、本当にもー!これだからゴミクズは! せっかく更生したと思ったのに、全然してないじゃない!」



クソ女神アリエルが感情的に高ぶったことにより、俺は自分自身の体に巡っている女神の魔力(オド)が、先程よりも漲っていることに気づき少し冷静に頭で考え、イモムシかっこ異世界の奴と戦った時の事を思い出していた。



「これってまさか……おいアリエル」


「何よ、何よ変態……グスッ」


「女神の魔力(オド)ってまさか感情の高ぶりで、強くなるのか?」


「そんな事知るわけ、グスッ……ないでしょ」



俺は俺自身が気付いた事を確認する為に、クソ女神アリエルに下卑た声で言った。



「なぁーアリエル、おっぱい揉むぞ」


「は?」


「も、む、ぞ」



俺は繰り返し、まな板ツッルツルの絶壁ちっぱいを揉むと宣言した次の瞬間、アリエルの羞恥度が一気に上昇し、その感情につられて女神の魔力(オド)が身体中から溢れ出しパワーアップしている事を感じていた。


勿論クソ女神アリエルは、脳内で激しく怒りながら、恥ずかしがりながら叫んでいる。



「そんなにちっぱいが好きなのか、このクズ! もぉー、もぉー、もぉー!ぜぇっ〜〜〜たい!許さないから! 」



ニヤニヤとしながら俺は、胸元までゆっくりと小さな手をもっていく。



「あ〜、触っちゃうよ……触っちゃう! グヘへ」


「やめろ、やめろ、やめろ!触ったらぶ、ぶ、ぶ、ぶ、ぶち殺しゅぞ!」



そしてとうとう俺は、小さな少女の圧倒的な絶壁に手を掛け、最高にフレッシュに狂ったように叫ぶ。



「ひゃぁぁぁぁぁぁあ!たまんね、たまんねーよ!力が一気に湧いてきやがるぜ、エロは世界を救えるなこりゃ!」


「何言ってんのよロリコン……死んじゃえ!」


「死ぬかよバーカ!ほらぁー、気づかねーのか? 眩しいくらいに銀色に満ちてるぜ」



俺の言葉の通り、目の前は銀色にキラキラと輝きを放ち、俺の体がその発信源になり、とてつもなく輝いていた。 その俺の変化を見ている白竜は、ニヤリと笑いながら、片翼百メートルをゆうに超える翼を広げ、それをバサバサと力強く羽ばたかせながら言った。



「なんじゃー?逃げるんじゃなかったのかのぉ? だがまぁー、最高に、最高に愉快じゃのその力! 存分に味あわせて貰うぞ」


「あひゃひゃひゃひゃ!てめぇ〜なぁーに勘違いしてんだ? まぁーいいぜ、こっから先はずっと俺のターンだからなぁ!」



力が漲りすぎて若干自我を失ったまま、俺は白竜の懐に潜り込み強烈な蹴りをお見舞いしてやると、遥か後方の壁に白竜がぶつかりめり込んだ。



「ちっ、クソザコじゃねーか」


「ちょっとキャラ変わりすぎよ……ロリコンのくせに」



一瞬にして蹴りが蹴りをつけ、俺は壁にめり込んだ白竜の元に近寄り、脅しをかけながら質問しようとした瞬間、俺の目の前から跡形もなく消えた。


だけど俺は焦らずに上空を見上げると、元気ピンピンの白竜が爆音で威圧するように笑っていた。



「久しぶりに楽しめそうじゃわい!」


「ずっと俺のターンだって言ったよな?」



そう言いながら俺は白竜の後方に回り込み、最高に可愛い顔を、狂気に満ちた表情に変えたのだった。

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するまでもないですって?……悲しいわ、ぐすん。

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