第11話 リリア姫はパンティーを履いているのか?
真面目にコツコツ更新中です。
リリア姫の可愛いお尻を想像しながら、読んでみてください。
落ち込みながら俺は再び青髪騎士カインの後ろにひっつく様に歩き、ボロボロになった王の間から出て行く。お城が破壊されているというのに、リリア姫は俺の隣で何故か上機嫌にコソコソと話しかけてきた。
「ねぇーアリエルちゃん!私達2人で一緒にお城を抜け出して冒険してみない?私のお父様消えちゃったみたいだしね」
彼女から発せられた言葉に俺は驚きを隠せない。こんな可愛い見た目の少女が親と壊れたお城をそっちのけで、冒険に行こうなどという自由奔放なゴミクズっぷりに、自分と似た部分を感じた。
だけど何か引っかかる、何か分からないが引っかかる……そんな事を感じながら彼女の顔をまじまじと見つめる。
だけど彼女は笑っているだけで、何も読み取れなかった。 人の気持ちなんて考えた事もなかった俺には、何一つ彼女の考えている事が分からなかった。
そんな自分自信に再び深いため息をつきながら、俺は答える。
「いいですけどどうして今なんですか?」
「それは……まぁーあれよ、魔王軍の幹部が直々に攻めて来ちゃったからね、私たちもそろそろ動かないと色々大変な事になりそうだし」
この時俺は何も分からなかったが、きっと彼女にはこの先がどうなるか全て予測できていて、全部わかっていたから俺の事を連れて冒険に行こうなんて事を言っているのだろう。
俺は脳内でクソ女神に相談する。
「勇者になる事決めたけど、冒険に出るのってお前的にはありなのか?」
「ありよ、というかあんた冒険して実践を沢山しなきゃ魔王軍の手下にすら勝てないわよ?だからとりあえずは強くなる為にリリア姫と冒険するのがいいわ」
クソ女神から助言を受けた俺は、とりあえず彼女の言う通りお城からリリア姫と抜け出す事を決意し、彼女に言った。
「リリア姫抜け出すのはいいんですけど、どうやってお城から抜け出すのか決まってるんですか?」
「ええ、ちゃーんと決まってるわよ、私の部屋に作った一回ぽっきりの転移魔法陣で、どこでも好きな場所に飛べるわ、だけど使った後は多分直ぐには動けないからアリエルが私の事背負って移動してね」
そう言いながら右手で綺麗な金髪をクルクルと指で巻いて、解いてを繰り返し行っており、どこか落ち着きが無いように俺の目には映った。
コソコソとそんな話をしながら青髪騎士カインの後ろについて歩いて行くと、次は食卓らしき場所に着き、青髪騎士カインは、俺とリリア姫を椅子に座るようにいい、花の柄の彫り物が施されている茶色の木の椅子に腰をかけた。
目の前には、とても長く真っ白な大理石の様な石で出来たロングテーブルが置かれており、肘をつくのを躊躇うほどに美しいテーブルが置かれている。
きっとこういうテーブルにこそ言えそうなルールがある、肘をついて食べるな的な、そんなマナーを守るにふさわしいテーブルだと思った。
「なっなんか緊張するな」
クソ女神は俺の事をクスクスと笑っている。
「粗相の無いようにしなさいよ?って言ってもわかんないかーゴミクズニートにテーブルマナーなんて」
そんな風に言ってきたが次の瞬間「コンッ」っという音が大理石の様なテーブルから響いてきた。 その時俺は、その音がグラスとテーブルが衝突した音だと思ったが、実際には違ったみたいだ。 その音の正体は机の上に足をだらしなく乗せている、リリア姫の真っ白なヒールと、テーブルがぶつかって鳴った音らしい。
その光景を目の当たりにした俺は、クソ女神にこの世界のテーブルマナーについて取り乱しながら、脳内で質問した。
「おっおい、これがテーブルマナーって奴なのか?コンって音が鳴ったぞさっき! それに机の上に足を乗っけなきゃマナー違反になるのかまさか⁉︎」
「い、いや、普通にテーブルマナーはどこの世界も似たり寄ったりの筈なんですけど……基本的には音を立てずに行儀良くって所だけど、あれはお手本には出来ないわ」
クソ女神にそう言われると、俺はホッと胸を撫で下ろしながら、お行儀良く座っていると、また見えそうで見えない絶対領域が出てきた。
「おいクソ女神、リリア姫ってパンティー履いてんのかな?ほら、ほとんどお尻まで見えてるぞあれ、怪しくね?」
「そんな事どうでもいいわ、いっぺん死んできなさい」
その後再び凝視していると、流石のリリア姫もその熱い視線に気づき、顔を少し赤くしながら言った。
「そんなにじろじろ太ももの辺りを見るのわやめてくれないかしら?ちょっとなんだか、恥ずかしいわ」
クソ女神は大爆笑している。
「みっ、見るなってさ、あははは、あははっ!ブフッ!ごっ、ごめんなさいね、流石にあれだけ見てたら言われるか〜」
「笑うんじゃねーよこのクソ女神! あんな風に置かれてたら誰だって見るだろ!」
そんな事を脳内で会話していると、いつのまにか青髪騎士カインが真っ白な料理着に着替え、コック帽を着用し、料理の準備をし始めたのだった。
果たして履いているのか、履いていないのか……
ガーターベルト……
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