第10話 リリア姫の絶対領域
今回は軽いお話しです。特に戦闘シーンとかはないです。ゴミクズニートはパンツが見たいんです。でも世の中甘くないよね。
俺は渋々仕方なくではあるが、勇者になる為にとりあえず目の前に立っているガーターベルト丸見えのセクシーなリリア姫のことを、じっくりと穴があくほどに見つめた。
容姿が幼姿なだけに、リリア姫はジロジロと太ももをガン見されているというのに、全くもって気にしていないようだ。
この時俺はこの幼げな姿に感謝した。感謝せずにはいられなったのだ。 この姿だったからこそ、リリア姫に冷たい目では見られなかったのだから。
もし仮にだが、前世のままの姿であればきっとリリア姫は、容赦無く俺の股の間に映えたプラプラとした物をぶった切っていたに違いないだろう。
そんなシーンを想像しながら俺は、少し広角が緩まる。 脳内クソ女神ボイスは何やら鬱陶しい雑音を響かせているようだ。
「しねしねしねしねしねしねしねしねしねしね」
「おいゴミクズ女神、そこまで言われる筋合いはねーぞ? 可愛い女の子がいればそりゃー穴が空くほど見ちまうだろ? ほら、俺って嫁キャラの為に誕生日ケーキを買ってしまう程の心優しい人間だぞ?」
すると脳内クソ女神ボイスは、苛立ちに満ちた声で俺の脳に語りかけてくる。
「嫁キャラの為にケーキを買うのが優しいって思ってるの? 確かにそう捉える人もいるかもしれないけどさ、基本的には君の存在は私の中では完全完璧的に不審者よ」
クソ女神にそう言われた俺は、イジケながらリリア姫の絶対領域をさらに凝視する。
「ちょっとやめてよ? 私の美しい瞳で下卑た事を考えながら見ないでよ!」
そう言われても俺の目は更に真剣に、リリア姫の美しい絶対領域からは目がはなせなくなっていた。
「黙れゴミクズ女神!俺は今彼女の様になる為にまずは彼女の着ている下着を見なくちゃいけないんだ、邪魔するな!」
「いやいやいやいや、ゼッ〜タイに関係ないよねそれ? ただ見たいだけよね? そうよね?あんたの方が本当ゴミクズだわ、生まれ直してきたらどうかしら?」
その後俺は彼女の下着を見るために、その場にバタンとわざと倒れた。 顔をつっ伏せながらだ。
つっ伏せられた表情は少し赤くなり、まだかまだかと俺は彼女が近寄ってくるのを、胸をドキドキとさせながら待っている。
コツコツと床を鳴らす足音が聞こえて来るたびにさらに胸をドキドキさせ、期待感が高まってくる。
あと数メートルだろうか? とても近くに人の気配を感じる。俺は突っ伏している状態から少し顔を上げ、目線を上にすると目の前には、本当にあともう少し中身が見えそうな程に近寄ってきた、リリア姫の花園があらわになろうとしていた。
「何色だ〜?何いろんなんだ?気になるな」
そんな事を俳句風に心の中で言いながら、俺は顔あげた。だがしかし俺の視界に映ったのはリリア姫のパンティーではなく、復活した青髪騎士カインの綺麗な手が差し伸べられていた。
彼の優しさには感謝するべきだが、俺の心の中は真っ黒だった。
「チィッ!クソが……テメェーのせいでリリア姫のパンツをおがめなかったじゃねーかよ」
クソ女神は大笑いだ。
「よ、よかったわね、ふふ、あははは! ほんと惨めね〜必死に頑張ったのに」
「うるせ〜なクソ女神!テメェーの体でいろいろしちゃうぞ?あぁん?」
冷めた声でクソ女神は言った。
「そんな事したら絶対に女神の魔力は使わないから」
「卑怯だぞ」
「当たり前でしょ? まぁーたまにならいいけど……男の子だしね」
そう言われた俺はルンルンだが、あまりそそろなかった。 いい部分は可愛い容姿と女の子の体だけで、他のステータスは全て子供だったからだ。
俺は深く溜息をつきながら、少し膨らみのあるリリア姫の胸元を見て思った。
「早く成長しねーかな」
「残念だけどそれは無理ね、女神は生まれた時の姿から変わらないから、肉体の成長という概念が存在しないのよ、世界は残酷ね……本当に」
クソ女神の真実の一言で、俺たちは二人してため息をつき、落ち込んでいたのだった。
さてー第2章はどうすっかなーよければブクマしておくんなマシ。
あと評価と感想まっておる。




