最近、一部で話題の、ドミトリーに潜入取材します
開いてくれてありがと
昨日、思いつきで、地元のドミトリーなる素泊まり宿に泊まって見た。
存在は旅好きな知り合いから聞いて気にはなっていたが、何と地元にもたくさんあるらしい。
如何様なものかときけば一軒家の一室にベッドをこれでもかと詰め込んで寝さす、格安宿。カプセルホテルと下宿を足した様な存在らしい。
リュック一つで世界を旅するバックパッカー御用達で、時には楽しく旅人が情報交換なんかするらしい。
よおーし潜入取材だ!
早速電話で予約をとる。
「はい、ドミトリー◯◯◯です」
「今日、今から一人行けますか?」
「良いですよ。日本人、男性一名さまで、お取りしますねっ。」
「あっ、えっと、いや、違うんです。」
「あっ、外国のー」
「いえ、日本人です。女です」
「・・・、かしこまりましたー女性一名ですねー」
男と間違われた。そんなに女は来ないんか?それとも、職場でおじいちゃんの声と呼ばれる私の美声が彼を幻惑したのか。
予約直後から不安になる。
電話で話した男性出はなく、おしゃれで色気のある女性が対応してくれた。お姉さん、無駄に色っぽいです。ドキドキします。
到着先払いでチェックイン安い、ネットからの申し込みなら1980円、私はうっかりネット申し込みの時間を過ぎて電話で申し込んだので2700円払った。
風呂、トイレなど施設のお約束をざっくり説明され、とてもチープな鍵を渡される、家の鍵とロッカーの鍵。ろうそく、セロハンテープ、空き缶、ハサミがあれば複製出来るレベル。
一軒家なので、出入り自由だが、戸締まりはしてくれとのこと、あと、閉め出し防止の家の鍵。
驚いたのはチェックアウトの仕方。郵便受けにキーって書いてるそこに放り込む。まじで?そんなんでええん?
思わず、受付女の人を見つめる、頷く。マジだっ。
さて、潜入だ!
受付とは別の建物、下町情緒の固まりの様な小道を抜けて暖簾のかかる古い家に入る。
寝てる人も居るので、静かに二階の自分のブースへ
二段ベッドの一つがテリトリー。
布団のシーツ枕カバーはセルフ、細心の注意で静かに引くが、無音はむり、木製のベッドはぎっしんぎっしん鳴るこれは、少し寝返り打ったらベッド揺れる。
横になってみた。うん、くせえ寝れねぇ。
なんか、独特の香りがするぜ。極めて何かくっさいぜ、あと、足!玄関地獄絵図にしたん誰やねん!?旅上級者の香りか!?
インドから来た人おるやろ!?
キムチーニンニクーー何処かすぐ分かるわぁ。
これ香水??香水なん?何か混沌としてる、コレが坩堝コレがカオス、目と身に香りが染みて、後悔し始めた。思いつきで動いた事を後悔した
7人が、一部屋にぎゅうぎゅうになって、全く会話なく、トイレと廊下ですれ違う、異様な空間、思いつきが少し遅く乗り込んだ時には、併設のバーは英語圏の人が最低二人はいて、出来上がりウェイウェイ言う声が聞こえてて、覗くのも怖い。潜入と言いつつ、ヘタレな私を笑えばいいさ。外国語全く駄目なんだよ!日本語も怪しいよ!
そしてなんと、ウェイウェイが3時に私の下の二段ベッドに横になった。何回頭で底板叩くねん!板薄っすいから振動はダイレクトにケツに響く。
ケツヘの執拗な攻撃が止んだ、よし、寝れると思った。
くっさ!アルコールくっさ!酔う酔うよ私は下戸なんだよ。
地獄である。
朝六時頃、私は諦めてそっとベッドを抜けだし、一階の共有スペースのソファーを独り占めした。
朝日が眩しかった。
あと、外見だけでは何語メイン分からなくて、すれ違うとき、朝の挨拶にまごつく。
ええとしこいて、もじもじするキモい自分にうんざりした。異文化コミュニケーション出来てない体験、其が私のドミトリー潜入取材でした。
旅なれたお方よ、見て居られたらドミトリーの正しい使い方などご存知なら、是非とも感想欄等で教えて欲しい。
もちろん旅なれぬお方のドン引きの感想もお待ちしております。
読んでくれてありがとねー