表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生して前世の俺の妹になりました  作者: ニャンネコ大尉
あったかもしれない、そんな世界で───
717/780

276 眠いようです

 アイちゃんがいないというくらいで、特に他には何の変わりはしないいつも通りの休日。


 朝起きると、小乃羽このはちゃんがパソコンとにらめっこしていた。


「あれ、小乃羽このはちゃん‥‥もしかして寝てない?」


「あはは‥‥この前寝ちゃって怒られちゃいましたからね。 ここはすべてを終わらせてアイちゃんを驚かせようと‥‥はぁ、でもねむゆい‥‥」


「今から少し寝るの?」


「いえ、今寝ちゃったら完全に夜型になっちゃいますからね、監視とかがないなら夜型の方がいいんですけど‥‥なので頑張って起きてますよぅ‥‥‥‥くぅ‥‥」


 もうかなり寝そうだけど大丈夫だろうか‥‥。

 でも、小乃羽このはちゃんって結構夜型だったんだね。

 まぁ、私も夜って静かで集中出来るから、夜更かしは駄目だと思ってもしちゃうときはあるけど‥‥。


 そういえば、つぼみちゃんもよく夜も起きてたな‥‥いや、一日中起きてたような‥‥。

 でも、小乃羽このはちゃんまでつぼみちゃんみたいな生活してたら確実に体を壊すよね、今でも眠そうだし‥‥。


小乃羽このはちゃん、やっぱり寝る?」


「寝ますん‥‥‥‥いや、寝ません! 仕事もまだまだ終わってないですしね」


 もう睡眠欲がかなり出てるけど‥‥。


「そっか、それなら今から朝御飯作るから、出来たら呼ぶね」


「よろしくおねがいしますぅ‥‥‥すぅ‥‥」


 まぁ、最近寝てないからきっとこの前も寝ちゃったんだろうし、それで今日も寝てないんだから、眠たくもなるよね‥‥。

 ‥‥よし、ごはんは元気が出るようなものを作ろっと。




 ◆◇◆◇◆◇




「アイちゃんどのくらいに帰ってくるだろうなぁ‥‥」


「あぁ、確か誤差があるんだっけ?」


 腕時計みたいに何分何秒の細かい時間設定ができないとかなんとか‥‥。

 まぁ、流石に何日の誤差はないらしいけど‥‥。


「そうなんですよ、タイムマシンなのにそこが残念ですよね。 まぁ、色んな時間に行けるので性能としては申し分ないんですが‥‥」


「それに今のところ特にデメリットもないんだよね?」


「維持費にお金がかかるくらいですね。 本当にどばどば出ていきますよ」


 あ、そういう感じのデメリットですか‥‥‥‥うん、かかりそうではあるよね。


「でも、タイムマシンがあるからお金儲けとか楽そうなのに小乃羽このはちゃんたちはそういうことしてないよね?」


「お姉ちゃん、アイちゃんがそんなの許すわけないじゃないですか。 それでなくてもあまり余計な行動はしないことって言われてますし‥‥‥‥って、あれ? タイムマシン帰ってきたみたいですね」


「は、早いね」


「そうですね、そのあたりもアイちゃんに聞いてみましょう」


 そして私達はアイちゃんが家に帰ってくるのをじっと待った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ