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転生して前世の俺の妹になりました  作者: ニャンネコ大尉
あったかもしれない、そんな世界で───
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274 もう一度未来を‥‥

『何だか最近面倒な人がうろついてるわね』


「あー‥‥そうだね。 行動パターンがわからないから、最近はずっと外に出るときも透明でいなきゃいけないし‥‥お買い物したい‥‥」


『別にしたらいいじゃない。 まぁ気を付けながらになるけどね』


「お買い物は、そんなこと考えずにしたいのー!」


 二人の会話に私は首をかしげる。

 面倒な人って誰だろう‥‥まぁ、基本的に小乃羽このはちゃんたちはこの世界では極力誰かに会ったりはしていないようだけど、それ以上に気を付けて会わないようになんて、そんな人がいるのか‥‥。


『やっぱりどうにかしないといけないわね』


「流石にもう無理じゃない? まぁでも、監視だけはしておいて損はないんじゃないかな?」


『はぁ、最近ちょっと監視対象多すぎるわよ‥‥』


「頑張れアイちゃん!」


 何だか大変そうだなぁ‥‥私に出来ることがあればいいけど、本当に力になれないからね‥‥。

 家事だけはちゃんとしよう、あと買い物も!



 そして、二人のお話が一段落ついたのか、私を交えて話題はこれからのことになった。


夕闇ゆうやみさん、りくさんとはどうですか?』


「う~ん、なにか進展したということはないけど‥‥以前よりもお兄様が親しく話してくれるようにはなったような気がする‥‥かな?」


 まぁ、私の勘違いってこともあるかもだけど‥‥。

 それに彼女に対しての親しみとはまた違うような気がするし‥‥。


『そうですか。 ようやく、安定はしてきたみたいですね。 そこで一つ提案があるのですが』


「提案?」


 何だろう‥‥全く想像がつかないや‥‥。


『これから先どうなっていくのかを確認してみませんかという提案です』


「それってつまり‥‥またタイムマシンで未来を見てくるってこと?」


『はい、その通りです』


 これから先の未来‥‥。

 知るのは何だか少し怖い。


 でも、これからお兄様とどんなところに行って、何をするのか、少し気になる私もいる。

 何だかお兄様とお付き合いをすることで少し前向きに考えることが出来ているのかもしれないな。


「付き合ったことでお兄様が亡くなるのを回避出来たのか知る必要もあるもんね‥‥。 前の世界のことを考えればまだまだ先だけど、今詳しく知っておいて損はないはずだし」


 たまに忘れそうになるが、私は兄を助けるためにお付き合いをしているのだから、きちんと確認しておく必要がある。


『断片的にしかわからないので、結果はわかってもその過程はわかりにくいのであまり詳しくはわからないかもしれませんが、出来る限り見てきますよ』


「大変だろうけど‥‥無理しないでね、アイちゃん」

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