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転生して前世の俺の妹になりました  作者: ニャンネコ大尉
あったかもしれない、そんな世界で───
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53 広い方がいい

「それにしても、なんでお風呂がこんなに広いの?」


 三人で湯船に浸かっていると、ふとそんな風に思った。

 普通は二人がちょっと詰めたら入れるくらいだと思うんだけど、つぼみちゃんの家の湯船は私達三人が入っても全然余裕のサイズだった。


「別にこれといった理由はないんでござるが‥‥でも手足を伸ばして入るのって気持ちよくないでござるか?」


「あー温泉とか行くと目一杯伸ばせていいよね」


「そうなんでござる! ‥‥と、当初はそんな風に思って、お風呂をリフォームしたんでござるが、思った以上にシャワーで済ませることが多くて、あまり使っていないのが現状でござるな」


「何だかもったいない気もしますが、師匠はお忙しいですから」


 湯船に浸かるのはやっぱりゆっくり浸かりたいだろうしね。


「それと、疲れているところで湯船に浸かっちゃうと眠くなって、そのまま寝ちゃうこととかもあって、そういうのもあって浸からないんでござる」


つぼみちゃん溺れそうだもんね」


「そんなに子供じゃないでござるよ、奈留なるちゃん。 ‥‥二度同じ手は食わないでござる」


 ‥‥ん? 今の言い方だと、昔一度溺れているみたいな言い方に聞こえるけど。

 ま、まぁいいか。


「でも、この広さだからこそ、三人で入れているんだよね」


「私としては三人でギュウギュウに入るともいいと思うでござるけどね! というか、その方がよかった!」


「さっき広い方が良いって話をしたところなのに!?」


 その後、つぼみちゃんに抱きつかれたりして、大変でした。

 独り暮らしなんかをしていると、寂しくなったりして触れあいたくなるのもなのかもしれないね‥‥?




 ◇◆◇◆◇◆




 お風呂からあがった私は現在一人。

 皆で一緒に出ようとしたところ、つぼみちゃんの提案により、一人ずつ出て、別の部屋で待機して、最後に一斉に寝間着を見せようという、なんとも面倒なことになっていた。


 なので、現在私はもうすでにパジャマに着替えている。

 後の二人の着替えて別の部屋に待機するのを待つだけなんだけど‥‥。


 ちなみに私はモコモコしたフードがついているパジャマなのだが、二人はどんな風なパジャマを来ているのか、結構興味がある‥‥特に小乃羽このはちゃんの方かな?


 つぼみちゃんは全体像ではないにしろ、寝ているところを見たことがあるわけで、その時は普通だったような感じだったし。


奈留なるちゃ~ん、小乃羽このはちゃ~ん、準備できたでござるか~?」


「私の方は大丈夫だよ~!」


「私もです!」


「じゃあ、一斉に出てくるでござるよ! せーの!」


 そして、私は部屋から出て、二人のパジャマを見たわけなのだが‥‥。

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