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転生して前世の俺の妹になりました  作者: ニャンネコ大尉
あったかもしれない、そんな世界で───
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50 雰囲気づくりで

 お泊まり会! というからにはお菓子のようなものがあったらいいねという話になり、最終的には私と小乃羽このはちゃんでなにか作ろうという話になった。


「材料的にはシンプルなクッキーなら作れそうだね、小乃羽このはちゃん」


「はい! でも、本当ならチョコを混ぜたりしたいところですけどね。 ‥‥買ってきます?」


 まぁ、味のバリエーションがあった方がいいのは確かだからね、でも‥‥。


「そうなってくると、普通にお菓子とか買ってくればいいという話になるから、そもそも作る意味がないんだよね」


 買えばすぐだからね。 チョコレートを買うとかしたら、もうそれクッキーに混ぜるより単体で食べた方が‥‥ってなりそうだし。


「もう作る気満々ですからね。 正直私、食べたいというよりは、お姉ちゃんと一緒に作りたいと思ってやろうとしているわけですから、買ってきちゃったらお姉ちゃんと作る口実がなくなっちゃいます」


「じゃあ、作ろっか!」


「そうですね! えっと‥‥バターと卵と‥‥」


 お菓子とかはあまり作るわけではないから、料理よりは上手く出来ないかもだけど、頑張ろう!




『マスターは参加なさらないんですか?』


「私は食べる専も‥‥じゃなかった、私が作ると失敗しそうでござるから」


「いや、つぼみちゃんも型抜きとかしてくれていいんだよ?」


 別に型抜きなら味は変わらないだろうし‥‥。

 というか、本当に食べるだけになりそうだからね、つぼみちゃん。




 ◇◆◇◆◇◆




「ふぅ、一段落でござるなぁ~」


「疲れたみたいな感じでいってるけど、結局(つぼみ)ちゃんなにもしてなかったよね!」


 というか、つぼみちゃんの家にそもそもクッキーの型抜きなどあるわけもなく、結果的にはつぼみちゃんはなにもしていないということに‥‥。

 あ、一応別のもので作ったけどね。


「でも、何だか女子会らしくなってきましたね」


「そ、そうかなぁ?」


 近づいている感じはしないけど‥‥。


「‥‥あ、そうです! 格好なども変えてみるのはどうでしょうか?」


「格好?」


「よくあるじゃないですか、パジャマパーティーという感じで」


 あーでもそういうのってもうちょっと暗くなってからというものじゃ‥‥。

 リラックス出来るかもしれないけどね。


「パジャマパーティーでござるか‥‥いいでござるね! 出来そうなことはどんどんやっていくでござるよ!」


「はい、師匠! 奈留なるお姉ちゃんはどうですか?」


「いや別に断る理由はないよ、ただ少し早いかなぁと思うだけだけど‥‥まぁ、楽しそうだしね」


 普段二人がどんな寝間着を着ているのか少し気になるし!

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