表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生して前世の俺の妹になりました  作者: ニャンネコ大尉
あったかもしれない、そんな世界で───
462/780

23 一日はあっという間で‥‥

 お化け屋敷の後も少しの休憩を挟みながら、コーヒーカップに乗ったり、他にも色々な遊具に乗って過ごした。


「そろそろ帰ろうか」


「そうですね。 帰るときには暗くなりそうですし」


 中学生なので、あまり暗くなりすぎると危ないしね。

 昔のあの出来事のようにいつ危険なことが起こるかわからないから‥‥。


「えーもっと遊びたいでござる!」


「これからですよ、奈留なるお姉ちゃん!」


 来たときやお化け屋敷などに行ったときなどは、テンションが低かったつぼみちゃんも今は凄くテンションが高い。

 でもなぁ‥‥二人の言うとおりにしていたら、閉園までいそうだし‥‥。


「そうですか‥‥じゃあ、より雰囲気も出てきますし、もう一度お化け屋敷に行きましょうか?」


「「全力で帰らせていただきます!」」


 そう言ってくれてよかったんだけど‥‥。

 しかし、そんなに断るって、相当お化け屋敷怖かったんだね、二人とも‥‥。


「あはは‥‥でも、遊園地にはまたこれたらいいね」


「そうでござるな! 今日乗れなかった物もあるでござるし」


「いいですね♪」


 今回は森田もりた先輩のお陰で来たようなものだから、今度は森田もりた先輩も誘えたらいいなぁ‥‥。

 まぁ、二人がいいって言ったらだけどね。




 ◇◆◇◆◇◆




「今日は楽しかったな」


「そうですね、行ってよかったです」


 家に帰ったお兄様と私は家でゆったりとくつろいでいた。

 あまり疲れていないと思ったが、人混みで精神的には疲れていたのか、謎の脱力感がある。


広葉こうようも残念だったよな。 まぁ、去年行ってるんだが」


「去年、お兄様も行ってましたよね? どんな感じだったんですか?」


「あぁ‥‥うんちくを話したり、あとは出会いを求めてたな‥‥。 一切何もなかったが」


「そ、そうなんですか‥‥」


 森田もりた先輩らしいというか、じゃあ今日いなくてよかったかもしれない。

 つぼみちゃんと小乃羽このはちゃんが色々と危なかったかも。


「まぁ、それはそれで楽しかったからいいんだが‥‥」


「そういえば、森田もりた先輩って彼女とかいないんですか?」


「いないな。 昔仲良くしてた子はいるが、かなり前だからな‥‥。 それ以降、女性の影は全くといっていいほどないな!」


「そ、そんなはっきり‥‥! でも、そんな幼なじみみたいな子がいたんですね。 今は何してるんですか?」


「いや、それはわからないな。 当事者の広葉こうようも覚えているか怪しいところだしな。 俺も記憶力はいい方だと思うんだが、その辺の記憶も曖昧だし」


 それほど前なんですか‥‥まぁ、いつか森田もりた先輩にもそういう恋人のような人が出来たらいいですよね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ