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転生して前世の俺の妹になりました  作者: ニャンネコ大尉
二章 転生妹は‥‥‥‥
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425 いちばん驚いた!

「いや~、しんくん可愛かったなぁ」


 祈実きさねさんと見た目は‥‥少し違うけど、雰囲気はまさにそうだったからね。 あれは凄かった‥‥。

 蓮佳れんかさんにもデータをもらって、大切に携帯に保存した。


「それは喜んでいいのか、男になった今は迷っちゃうね‥‥。 と、結構カフェにいたみたいだね」


 しんくんにそう言われ、私は時計を見ると、もう空の色が変わり始めてもおかしくないくらいの時間になっていた。


「ホントだね‥‥楽しい時間って早いね」


「そうだね‥‥」


 ‥‥あれ? そういえば今更だけど、しんくんが今回行きたかった所ってどこだったんだろう?


 カフェは‥‥蓮佳れんかさんとマスターに会ったり、楽しかったのは楽しかったけど、カフェは結構な頻度で行っているし、それに蓮佳れんかさんがメールを送ってくれたから、カフェに行ったけど、それがなかったら行ってないだろうし‥‥。


 まさか本屋さん? 確かにあそこの店は今まで行ったことがなかったし、改めて色んな本を見ることができた。

 あそこも楽しかったけど、行きたかった場所と言われると何だか違うような気がする。

 本屋もいつも行く場所には何度かお出掛けで行っているしね。


 そのどちらも、秘密にするようなことではないような気がするし‥‥。


 あ、そういえばカフェに行った時に行く場所の時間は大丈夫かどうか私聞いていたな‥‥。

 その時、しんくんはまだ大丈夫って言っていたし、カフェと本屋ではないのは確定か‥‥。



 う~ん、わからないし、もう聞いちゃった方がいいかも‥‥いや、一応忘れてたってことも考えて話してみようかな。


「ねぇ、しんくん。 しんくんが今日行きたいって言ってた場所って、もう行った?」


「え、ううん。 まだだよ」


「もう、こんな時間だし、行きたい場所があるなら早めに行っておいた方がいいんじゃない?」


 日が暮れたら、行動範囲も狭くなるしね。


 ‥‥それにしんくんとのお出掛けで遅く帰ってきたら、兄さんが何て言うかわからないし‥‥。

 遅くなるって連絡しても、心配しちゃう兄ですからね‥‥。


「‥‥ねぇ、奈留なるさん。 今日少し遅くなるのは駄目かな?」


「え?」


 今までしんくんと出掛けるときは、日が沈む頃には帰っていたから、そういう提案をされるとは思ってもみなかった。


 夜になってからってその場所に行くってことかな?

 ‥‥でもしんくんを信頼してるし、特に不安とかはないんだけど、兄さんが何て言うかな‥‥。


「一応、りくさんには許可はもらってるよ」


「え、ホントに!?」


 しんくんがそんな根回しをしていたのにも驚いたが、兄さんが許可を出したことに、たぶんここ最近で一番驚いたと思う。

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