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転生して前世の俺の妹になりました  作者: ニャンネコ大尉
二章 転生妹は‥‥‥‥
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423 信くんも着替えました

 そして、しんくんは着替えにいった後も私はメイド服を着たままだったのだが、それが何だか落ち着かない。


夕闇ゆうやみ、着替えないのか?」


「着替えようと思ったんですけど、蓮佳れんかさんが二人一緒に撮りたいからそのままでって言われたんですよね」


「別に蓮佳れんかの我が儘に付き合わなくてもいいんだぞ。 もし苛ついているなら、一度殴っても問題ないし」


 問題大ありですよ!


「い、いえ‥‥。 蓮佳れんかさんには色々とお世話になってますから」


 毎度のことながら、恥ずかしいのはありますけどね。


 そうして数分後、しんくんが着替え終わったのか、奥から蓮佳れんかさんの声が聞こえてきた。


「キター! 凄く似合ってるよ!」


「そ、そうでしょうか‥‥」


 蓮佳れんかさんとしんくんの声が聞こえてくるが、蓮佳れんかさんが凄くテンションが上がってる‥‥。

 それだけ似合ってるんだろうか‥‥。



 そうして、ようやくしんくんが私たちの前に‥‥‥‥え!?


「し、しんくん‥‥その格好‥‥」


「‥‥‥あはは」


 なんとそこには女装をして、メイド服を着ているしんくんがいた‥‥何故!?


 確かに前世のことを考えると、元女性なわけだし、全く問題はないし、姉弟の祈実さんに似て綺麗な顔をしているので、見た目も全く違和感がない。


 ‥‥あれ、特になにも問題ない?


しんくん、可愛い!」


 問題ないと思うと、素直な気持ちでしんくんに抱きついていた。

 何だか今なら可愛いもの好きな由南ちゃんの気持ちが凄くわかるような気がするよ!


 しんくんだけどしんくんじゃないように見えて、触れやすいというのも大きいかもしれないが、抱きつくことに全く抵抗がなかった。


「な、奈留なるさん!? 急にどうしたの!」


 しんくんの赤くなった顔を見て、私は我に帰った。


「‥‥あ、いや。 なんだか抱きつきたい気分だったので‥‥」


 改めて思うと、しんくんとこんなにちゃんと抱きつくなんて、たぶん初めてなんじゃないだろうか‥‥。


 急に恥ずかしく思えてきた‥‥!

 そして、抱き付いていた腕をほどく。


「いやー本当に私の目に狂いはなかったね! メイド服凄く似合ってるでしょ、りゅう


「確かにな」


 マスター達も、しんくんの着こなし具合に驚いているようだった。


「何だか改めて言われると少し恥ずかしいですね」


 でも、着ること自体に抵抗はなさそうだよね、元女の子だったわけだし。

 しかもそういう格好をしているからか、仕草も何処か女の子らしい‥‥。


「失敗したなぁ。 彼氏くんを女装させるなら、夕闇ゆうやみちゃんを男装させればよかった‥‥。 彼氏くんの顔を見て、急に女装を思い付いたからね」


 まぁ、私も男装ならあまり抵抗はないですけど‥‥。

 でも流石に今は自分から進んで着ようとは思いませんけどね、兄さんいい顔しませんし。

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