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転生して前世の俺の妹になりました  作者: ニャンネコ大尉
二章 転生妹は‥‥‥‥
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422 見られてしまった‥‥!

しんくん!?」


 み、見られてしまった‥‥こんな姿を‥‥。

 たぶんきっと様子を見に来たんだろうけど、そこは待っていてほしかった‥‥‥‥もう完全に目が合っちゃったからね。


奈留なるさん‥‥その格好‥‥」


 終わった‥‥私の諸々の尊厳が‥‥。

 しんくんも流石にメイド服を着ているとは思っていなかったのだろう。 凄く驚いた顔をしてるし。


 デート中にメイド服を着る彼女ってどうなんだろう‥‥世界探してどのくらいいるだろうか‥‥。

 どうしよう、幻滅されて、これが最後のデートになったら‥‥。


「し、しんくん! えっと、これはね───」


「可愛いね!」


 あれー?

 てっきり悲観的な見方をされると思っていたのだが‥‥。

 凄くほめられてる‥‥ですと!?


「やっぱり私のメイド服は世界一だということが証明されたね」


「いや蓮佳れんか、あれはメイド服じゃなくて、夕闇ゆうやみが着てるからっていうのがあると思うぞ。 それとやっぱりってお前磨北(まきた)が入ってきたときスゲー驚いてたじゃねーかよ」


「えへへ。 まぁ、ちょっと焦ったよね。 彼氏くんがメイド服を受け入れられずに軽蔑したらどうしよう的な」


 そう思うなら、もう少し場所を考えてほしかったんですが!

 いやまぁ、別に悲観的なことは言われなかったので全然いいのだが‥‥。


 しんくんは前もメイド服を着た写真を兄さんから見せてもらってたはずだが、今回はデート中だったからね、もしかしたらもあったが、結果受け入れられているようでよかったよ‥‥。


「でも、正直あまり自分では似合ってると思わないんだけど‥‥」


「「似合ってるよ!」」


 何でしんくんと蓮佳れんかさん同時に言うんですか‥‥!


蓮佳れんかは何時ものことだが、磨北まきたもメイド服好きなのか?」


「何だか奈留なるさんの知らない一面を見るのって、楽しいんですよね。 メイド服も嫌いとかではもちろんないです」


 確かに、私もしんくんの新しい一面を知るのは、得した気分になるからね。


「時に蓮佳れんか。 これで仕事するよな?」


「えー。 まだ写真におさめてないし、せっかくなら彼氏くんの方にも何か着せたい‥‥」


「お前‥‥」


 マスターの額に血管が浮き出てきそうなほど、切れそうなんですが!

 蓮佳れんかさん! マスター怖いから仕事してー!


「僕も着ますから、蓮佳れんかさんは仕事してください」


「ホント! やったね!」


 こんな空気でも動じない蓮佳れんかさんは本当に大物だね‥‥。

 マスター、あとで絶対に蓮佳れんかさんに説教すると思いますよ。


 でも、しんくんがなにを着るか少し楽しみではあるよね。

 私がメイド服だから、もしかして執事服とかかな?

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